COREとは

 2010年12月、筑波大学は嘉納治五郎の生誕150周年を記念して「オリンピック教育プラットフォーム(CORE:Centre for Olympic Research and Education)」を設立しました。
嘉納治五郎は、本学の前身である東京高等師範学校の校長として日本の体育・スポーツの発展に寄与し、アジア初の国際オリンピック委員会(IOC)委員として国際的なオリンピック・ムーブメントの推進に活躍した人物です。
 また、本学はこれまでに体育・スポーツ科学における多様な研究・教育活動を蓄積するとともに、多くの在校生・卒業生がオリンピアン、パラリンピアンとして国際的な舞台で活躍してきました。
 COREではその歴史を継承し、特別支援学校を含む11の附属学校や国内外の関係諸機関との連携のもとに、日本初となるIOC認可のオリンピック研究センター(Olympic Studies Centre)としてオリンピック教育の研究・実践を推進してまいります。

オリンピック教育とは

 オリンピック教育とは、スポーツやオリンピック(パラリンピック等を含む)を教材として、国際的な視野に立ち世界平和の構築に貢献する人材を育成する教育的活動のことである。より具体的な実践内容は、以下の3つに大別できる。

  1. オリンピック自体とその歴史の学習
  2. オリンピックに関連した世界各国・地域の文化や社会問題等に関する学習
  3. オリンピックの精神やスポーツの価値についての学習

 この内、オリンピックの精神やスポーツの価値とは、スポーツを通して共通にみられるポジティブな価値観のことである。国際オリンピック委員会は、オリンピック教育の柱として

  • 「Joy of Effort(努力の喜び)」
  • 「Fair Play (フェアプレー)」
  • 「Respect for Others (他者への尊敬)」
  • 「Pursuit of Excellence (卓越性の追求)」
  • 「Balance between Body, Will and Mind (バランスのとれた身徳知)」

を掲げている。これらの価値観を備え、スポーツを通して国際平和に寄与し得る人材を育成することが、オリンピック教育の目標である。

組織

President 永田恭介(筑波大学学長)
Deputy Chair 呑海沙織(筑波大学副学長、筑波大学附属学校教育局教育長)
運営委員会
Director 真田 久(筑波大学特命教授)
Member 呑海沙織(筑波大学副学長、筑波大学附属学校教育局教育長)
Member 雷坂浩之(筑波大学附属学校教育局次長・教授)
Member 梶山正明(筑波大学附属学校教育局教育長補佐・教授)
Member 宮﨑明世(筑波大学体育系准教授)
Member 大林太朗(筑波大学体育系助教)
Member 中塚義実(筑波大学附属高等学校教諭)
Advisor 江上いずみ(筑波大学客員教授)