宮城県立聴覚支援学校 

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目標・ねらい

【学校給食:世界を食べよう】
○本校の幼児児童生徒は自分の今食べているものが,日本食なのか外国食なのか分からないでいることが多い。自国の食べ物を知ることで日本の伝統や文化に触れることができるとともに,外国の食べ物を知ることで,世界にはいろいろな国があることやいろいろな特徴を持った食べ物があることに気付くことができる。本事業では,学校給食1週間で1日1品外国の特徴的な料理を取り入れ,国名や場所,料理の特徴を食事中に担任が幼児児童生徒の発達段階に合わせた説明を通して,外国名や文化を理解させていくものである。

【幼稚部:オリンピックを知ろう】
○2020年東京オリンピック・パラリンピックの機会を生かし,幼児の運動やスポーツに対する関 心や意欲の向上を図るとともに,様々な運動遊びを通して運動する喜びを味わえるようにする。
○「ようちぶミニオリンピック」を開催する。幼児が,ルールを守りながら力を合わせて楽しむことができるような運動遊びを行う。オリンピックマークや万国旗,自分たちの手作り万国旗を飾り付けたり,手作りメダルで表彰したりする。
○運動やスポーツを「する」「観る」ことへの関心を高めるとともに,今後も運動やスポーツに親しむ習慣や基礎的な身体能力を育成することができると考えた。

【小学部:調べよう オリンピック・パラリンピック】
○オリンピックは,子ども達にとって興味のあるイベントである。将来の夢として,オリンピック選手になることを挙げている子ども達も多い。テレビで見るだけのオリンピックではなく,オリンピックの歴史や種目,そしてパラリンピックや世界の国々まで学習を広げさせてやりたい。
○本事業では,総合的な学習の時間や社会科などの時間を使い,上学年の児童を対象にして,昔のオリンピックのビデオを見たり,2020年の東京オリンピック・パラリンピックについて調べた りすることにより,より深く東京オリンピック・パラリンピックについて理解させていくもので ある。また発表会には下学年の児童も参加させ,理解を深めさせたい。

実践の内容

【学校給食:世界を食べよう】
○12月14日(月)から18日(金)にかけての一週間,オリンピックが開催された国をテーマに,その国の料理を給食に出した。料理については,月曜日はアメリカの料理で,セルフチーズバーガー,カントリーサラダ,ミネストローネ等,火曜日はブラジルの料理で,ピカジージョ,豆スープ,コーヒーゼリー等,水曜日は韓国料理で,ビビンバ,キムチスープ等,木曜日は日本の料理で,もちろん和食,金曜日は中国料理で,鶏肉のカシューナッツ炒め,きゅうりときくらげの中華和え,中華コーンスープ,カップ杏仁豆腐等をメニューに入れた。また,これらの国々の特徴や雰囲気を出す演出として,それぞれの国の旗楊枝で万国旗を料理に添えた。国旗を見ながら食べることは国名と料理の味を結びつけながら覚えることにもつながっていくと考えた。今後,国旗を見たらその国の料理の味を思い出したり,逆に料理を味わう時に国旗や国名が浮かんできたりすることがあれば,一生記憶に残る財産となると考えられる。また,それぞれの日の料理の説明や,国についての説明が書いてあるプリントを配布し,食事中に担任から説明してもらうことで,期待感をもって給食に臨めるようにした。

【幼稚部:オリンピックを知ろう】
○1月下旬に,ようちぶミニオリンピックを数回行った。
実施前に,世界地図や地球儀,本を身近な所に置いたり,万国旗を廊下に飾り付けたりして幼 児の興味関心を持てるようにした。会場には,万国旗や手作りのクラス旗を飾り,普段の運動遊びとは違うオリンピックの雰囲気を味わえるようにした。今回は,裸足で平均台やマット運動など幼児に親しみのある運動遊びを行った。跳ぶ・くぐる・渡る・転がるなど幼児が全身で体を動かすことやルールを守りながら友達と楽しく競い合う楽しさを感じながら運動することができた。最後には,全員に金メダルの授与を行った。

【小学部:調べよう オリンピック・パラリンピック】
○1月~2月にかけて,総合的な学習の時間・社会科など(4・5・6年)の授業を使い,15時間扱いで取り組んだ。内容①は「オリンピックって何」というテーマで,オリンピックのはじまりや五輪マークの意味について知り,2020年東京大会の時期や場所,そしてその時自分は何歳になるかを考えたり,応援したい種目や見てみたい種目は何かを考えていった。内容②は「世界には,どんな国があるかな,首都は。国の特徴は。」とういテーマで,世界のそれぞれの国の人口,面積・食べ物・国旗・言葉などについて調べていった。内容③は「どんな種目があるのかな」というテーマで,陸上・水泳・体操・バレーボール・柔道など,日本が強い種目や,東京オリンピックで特別に増えた種目などについて調べていった。内容④は「パラリンピックって何」というテーマで,パラリンピックにはどんな種目があるかを調べていった。具体的な方法としては,①1964年のオリンピックのビデオを見る。(3時間),②2020年東京オリンピック・パラリンピックについて調べ,画用紙や模造紙などにまとめる。(10時間),③学年ごとorグループごとなどに,発表会をする。(2時間)という流れで実施した。なお,調べるのは上学年児童のみであるが,発表会参加者は全学年とした。

実践の成果

・聴覚支援学校では,オリンピックへの意識を高めるために,オリンピックが開催された国をテーマにその国の料理を出す給食週間を行った。給食に添えられた旗楊枝の国名や場所を地図や地球儀で調べ,『国』という意識を持たせた後に,「ようちぶミニオリンピック」(平成28年1月27日~28日)を行った。活動の中で,世界にはさまざまな国があることやその国ならではの肌や髪の色の人々いること,オリンピックは,それらの国々の人々が集まりルールを守りながらさまざまなスポーツを競い合う大会と紹介し,世界に目を向けさせたり体を動かしたりすることで,オリンピックへの関心を持たせることができた。

・オリンピックへの関心が高まった。現在の小学6年生は,前回のオリ・パラは,4年前の2012年ロンドン大会で,小学2年生のときの記憶で,ほとんど忘れているのが実態だった。今回改めて学習したことにより,今年8月に行われる2016年リオネジャネイロオリンピックへの関心も高まると思う。さらに,2020年東京オリ・パラへつなげていきたい。

・スポーツへの関心が高まった。普段自分が学校教育以外の活動などでしているスポーツ(水泳やバスケット・スケードボード)や地元のプロチーム(野球・サッカー・バスケット)だけでなく,いろいろなスポーツに幅広く関心をもつきっかけとなった。