いずみ高等支援学校 

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実践1

目標・ねらい

・大切な人を温かく迎える気持ちを抱くことができるようにする。
・大切な人に喜んでもらえるよう,みんなで協力して一つの作品を作り上げることができる

実践の内容

①おもてなしって?
・おもてなしの具体的な内容・・・話合い活動
・デザイン作り等・・・話合い活動,本やインターネットを利用した調べ学習
・花材調べ・・・話合い活動,インターネットを利用した調べ学習

②製作活動
・製作・・・大きな壺と小さな壺を花器にして花器にオアシスを入れ,花材を生ける。

③「花で おもてなし」の組立,設置(3階踊り場)
・組立・・・紅葉した校庭のけやきの葉を散らし,秋の季節感を加えて

実践の成果

○大切な人を迎える気持ちの高まり
・家族や地域の方など大切な人を迎えようとする気持ちが日に日に高まってきた。

○おもてなしの心
・おもてなしとはどういうことなのか,一人一人の生徒が意識できるようになってきた。

○成就感や満足感
・自分で納得したオブジェを作ることができ,生徒は成就感や達成感を味わうことができた。
また,来校した方からもお褒めの言葉をいただき満足感を得ることができた。このことが今後の活動の意欲付けにつながると思われる。

 

実践2

目標・ねらい

・おもてなしの心を持つことができるようにする。
・感謝の気持ちを込め,みんなで協力して料理を作ることができる。
・日本と外国の食文化の違いに気付くことができるようにする。
・外国の文化に興味や関心を抱くことができるようにする。

実践の内容

⑴ ジャマイカ料理,日本料理

①オリンピック・パラリンピックについて・・本やインターネットを利用した調べ学習
・過去のオリンピックを振り返る。(ロンドン,北京,アテネ)
・これまでの活躍したオリンピック選手を調べる。(ボルト選手→ジャマイカ)

②おもてなしって?・・・話合い活動
・おもてなしの具体的な内容を考える。

③ジャマイカ・日本の文化と料理調べ・・・本やインターネットを利用した調べ学習
・ジャマイカの場所を確認する。
・ジャマイカと日本の食文化の違いを調べる。
・どんな料理でおもてなしすればよいか考える。

④メニュー表や国旗などの飾り作り
・料理のメニューと食材を調べる。
・招待状やメニュー表などを作る。

⑤調理実習
・ジャマイカ料理と日本料理を作る。
・みんなで試食をする。
⑵ 五輪カップ寿司
①オリンピックについて・・話合い活動,本やインターネットを利用した調べ学習
・オリンピックに関する料理,おもてなしの料理を考える。
・五輪マークの話から五色で作れるものを調べる。赤の食材,緑の食材,黒の食材,黄の食材,青の食材

②名称とオリンピックを意識付けるカップなどの装飾
・名称は「五輪カップ寿司」,カップには五輪のマーク,国旗の装飾

③調理実習
・赤;かにたま,緑;きゅうり・しその葉,黒;のり,黄;たまご
・青を全員で調理する。
・赤,緑,黄,カップ・旗の4グループに分かれて準備し盛り付ける。
⑶人参・魚でおもてなし
①人参の収穫
・農園で栽培した人参を収穫する。

②人参料理の話し合い
・話し合いでおもてなし料理の一品に決定する。

③調理実習
・鮭のムニエル,サラダ,人参ポタージュを調理する。

④ランチマットとメニューカードの作成
・美術の時間に折り紙で人参を作り,色画用紙に貼る。
・メッセージ付きのメニューカードを作成する。

実践の成果

○生徒の主体的な取組
・調理実習の前に話合い活動を取り入れ,生徒一人一人の希望を大切にする。

○目的の確認と意欲付け
・単なる調理実習ではなく,おもてなしの心で目的意識をしっかり持たせるために,おもてなし,オリンピック・パラリンピックについて考えさせる時間を意図的に設定する。

実践3

目標・ねらい

・相手への感謝の気持ちを抱くことができるようにする。
・心一つに,みんなで力を合わせ贈り物を作ることができる。

実践の内容

 

①どんなおもてなし?・・・話合い活動
・どんなおもてなしができるのか。
・相手の気持ちになって
・みんなで力を合わせて取り組めるものを

② シンボルマークを決めよう・・・話合い活動
・シンボルマークは一つだけ
・自分の作品が選ばれなくとも愚痴を言わず
・友達の作品の良さに目を向けて
・友達の作品を認めるようにして

③贈り物を作ろう
・五輪の色に合わせ五色の布を使って刺しゅう、縫製,仕上げ

④メッセージカードを作ろう
お世話になった皆様に,
・感謝の気持ちを込めて
・素直な気持ちを文章に
・一文字一文字丁寧に

実践の成果

○積極的,意欲的
・生徒は,予想以上に積極的に意見を出し合った。自分たちで方向性も決めることができた。
・これまでの学習の成果がいい形で表現でき,取組も意欲的だった。

○相手の良さの受容
・友達の作品の良さを認め,受容することができた。

○自信と集中力
・どの活動にも自信を持って取り組み,集中力もあった。普段の指導(家庭(手芸・ミシン))と関連づけ無理なく取り組めるようにしたことが功を奏したと思われる。

○おもてなしの心,感謝の気持ち
・贈り物の意味を理解し,感謝と丁寧に仕上げようとする気持ちで取り組んでいた。

実践4

目標・ねらい

・自分もやってみたい,先輩のようになりたいという憧れの気持ちを抱くことができる。
・おもてなしの精神で,相手に感謝する気持ちを抱き活動することができるようにする。
・様々なスポーツに興味や関心を示し,自分からスポーツに親しむことができるようにする。
・努力することの大切さを感じ取ることができるようにする。

実践の内容

①ミニミニ講演会
・開会
・講師紹介(平成17年度専攻科修了生)過去に2度パラリンピック(体操)に出場
・講話 パラリンピック国際大会での思い出、大会本番のこと、練習で辛かったこと、  在校生へのメッセージ
・先輩への質問 体操を始めた時期と動機、練習日、体操選手になるために

②花でおもてなし(フラワーアレンジメントの製作)
・中心の花は,校長先生が生ける。
・99名の生徒が,一人ずつ1本の花をオアシスに生ける。
・100本の花でアレンジメント
・メッセージカードを添える。
・生徒代表が,講師に手渡す。

実践の成果

○憧れの気持ち
・誰でも選手になれるチャンスがあり,日々練習を積み重ね努力した結果,国際大会に出場できたことが生徒の心に届いたようだ。憧れを抱いている生徒も見られた。

○おもてなしの心の醸成
・自分の仕事の時間を割いてまで,後輩のためにミニミニ講演会の講師を引き受けたことに対し,感謝の気持ちをフラワーアレンジメントで表現することができた。

○パラリンピックや障害者スポーツへの興味
・ミニミニ講演会を機に,体操や卓球,バレーボールなどのスポーツに興味や関心を示し,自分でもやってみようとする生徒が少しずつ増えてきた。

○努力することの大切さ
・講話を聞いて,努力すればいい結果が生まれることを感じた生徒がある程度いた。