(京都府)木津川市立上狛小学校

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【目的・ねらい】

オリンピック・パラリンピックの価値
友情( ○ ) 卓越(  ) 尊重( ○ ) 勇気(  ) 決断力(  ) 平等( ○ ) 鼓舞(  )

パラリンピックで行われる種目の体験を通して、障害のある人が行うスポーツについての興味・関心を高め、そのことから、障害のある人たちの思いや願いを知り、共に人間として生きていく上で、自分たちにできることは何かを考える。

【実践内容等】

「シッティングバレーボール競技者との交流と競技体験を通して」

1 事前学習
(1) 調べ学習を通してパラリンピックやシッティングバレーボールについて知る。

(2) 体育授業でソフトバレーボールを使ったバレーボール型学習に取り組み、バレーボールの試合形式やルールを覚える。

2 体験学習(シッティングバレーボール日本代表コーチ冨田圭造氏とクラブチーム
「京都おたべーず」を招いての体験学習)
(1) 指導者及びクラブチームの人たちとの顔合わせをする。

(2) シッティングバレーボールについて、世界の国との試合の様子や、競技する上での留意点などのお話を聞く。

(3) シッティングバレーボールのルールについて実演をもとに確認し、実際に競技を体験する。(クラブチームの選手も交えたグループごとの練習の後、試合形式での競技体験)

(4) 体験後の質疑応答や感想交流をする。

3 事後指導
(1) シッティングバレーボールの体験して感じたことや考えたことを話し合い、感想にまとめる。
(2) 自分たちが体験したことを他の学年に伝える方法を考え、実践する。

(実践上の工夫点、留意点等)
・1学期にも、車椅子バスケットボールの元パラリンピック代表選手を招き、お話を聞いたり、競技を体験する機会を持ち、年間を通して、障害についてやパラリンピック等について考える学習について関心や意欲を高められるようにした。

・情報機器等も活用しながら、実際の体験学習に備えて必要な情報について調べたり調べたことをもとに、必要な準備をした。

(成果)
・児童が今まで出会ったことがなかったパラリンピックでも行われている競技を実際に体験することを通して、その競技についてだけではなく、競技をする人の思いや自分たちができることを考える機会を持つことができた。

<児童の感想より>
・シッティングバレーボールは普通のバレーボールより難しそうだったけれど、実際にやってみるととても楽しかった。

・シッティングバレーボールは自由に動きづらい分、みんなでボールをつなぐチームの絆が大切だと思った。

・足が不自由でもスポーツが楽しめるのはいいことだと思った。

・実演で見せてもらったブロックの迫力がすごかった。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

1 継続した取組
・今回の学習を、今後の児童の学習や生活に生かしていくためには、学習のまとめの中で次年度に向けての学習計画を立て、本年度学んだ内容をさらに発展させて、障がい者理解や共生社会の形成のための意識を高めていかなければならない。

2 他学年への広がり
・当該学年が体験した、障害のある人とともに楽しみながら行うことができるスポーツがあることを他の学年にも知ってもらい、この学習のねらいでもある共生社会の形成の大切さを全校的に広めていかなければならない。