COREの掲げるオリンピック教育の定義
オリンピック教育とは、スポーツやオリンピック(パラリンピック等を含む)を教材として、国際的な視野に立ち世界平和の構築に貢献する人材を育成する教育的活動のことである。より具体的な実践内容は、以下の3つに大別できる。
①オリンピック自体とその歴史の学習
②オリンピックに関連した世界各国・地域の文化や社会問題等に関する学習
③オリンピックの精神やスポーツの価値についての学習
この内、オリンピックの精神やスポーツの価値とは、スポーツを通して共通にみられるポジティブな価値観のことである。国際オリンピック委員会は、オリンピック教育の柱として
「Joy of Effort(努力の喜び)」
「Fair Play (フェアプレー)」
「Respect for Others (他者への尊敬)」
「Pursuit of Excellence (卓越性の追求)」
「Balance between Body, Will and Mind (バランスのとれた身徳知)」
を掲げている。これらの価値観を備え、スポーツを通して国際平和に寄与し得る人材を育成することが、オリンピック教育の目標である。