(茨城県)笠間市立笠間小学校
(茨城県)笠間市立笠間小学校
【目的・ねらい】
パラリンピックを知り,体験することを通してスポーツの楽しさを味わうとともに障害者スポーツへの関心を高める。
【実践内容等】
1 実践内容
(1) テーマ
「車いすバスケットボール」から学ぶ~講話および,プレー観戦・体験活動を通して~
(2) 実施日 平成28年12月2日(金)午後1時35分~午後2時45分
(3) 内容
笠間市内で活動をしている車いすバスケットボールチーム「T-ROCKETS(ロケッツ)」の方々を講師として,車いすバスケットボールの実演を見たり,競技を実際に体験したりする活動を行った。
(4) 成果
ア 車いすバスケットボールの選手に対して,質問形式の講演会を実施したことで,スポーツの楽しさや障害者スポーツを理解することができた。
イ 車いすバスケットボール選手の実演では,車いすのぶつかり合う迫力あるプレーやパス,ドリブルの正確な技能を見学することで,車いすバスケットボールの特性や技能向上のためには努力することが大切であることを学んだ。
ウ 希望者を対象とした車いすバスケットボールの体験活動では,車いすを使いながらドリブルやパス,シュート練習を継続することでより良い結果が得られることを学ぶことができた。
シュートが決まった時には,会場内に歓声が上がるなど,障害者スポーツの魅力を感じ取る良い機会となった。
(5) 児童の感想
ア 今日,初めて車いすバスケットボールを見ました。とても迫力のあるプレーに見とれてしまいました。競技用の車いすでプレーすることがわかりました。
イ 講演の中で「スポーツは,楽しく,一生懸命におこなってほしい。」という言葉が印象的でした。
何事も最後まであきらめず,一生懸命に行おうと思いました。
ウ 体験ではシュートがとても難しかったけど,とても楽しかったです。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを応援したい。
2 事後のアンケート調査結果
車いすバスケットボールの講演,プレーの体験を通しての成果は下記の通りである。
・ オリンピック,パラリンピックについて,
よくわかる時間となりましたか。
大変よかった 85.2%
よかった 12.7%
あまりよくなかった 1.1%
よくなかった 1.0%
・ 2020年に開催される「東京オリンピック,パラリンピック」を応援したいと思いますか。
とてもそう思う 78.3%
そう思う 18.7%
あまり思わない 2.5%
思わない 0.5%
3 活動の様子
(1) 競技者による講演・質問の様子 (2) 競技者による実演の様子
(3) 車いすバスケットボールの体験① (4) 車いすバスケットボールの体験②
【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】
・ オリンピア・パラリンピアを講師とした講演や実技,体験活動を実施する際の依頼方法・手段等について,不慣れのため難しい点があった。
・ 児童数が多い学校においては,講師を依頼し体験活動をする際に体験活動の場所と時間が不足する可能性がある。
・ オリンピック・パラリンピック教育を単元を通して実践する際に,授業時間の確保が難しい。