福岡市立草ヶ江小学校 

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目標・ねらい

○ 自分に合ったインターバルを見つけ,3~5歩のリズムで走り越すことができる。    【技能】

○ GTの話を聞いたり,指導を受けたりしながら,ハードル走(陸上運動)の学習への意欲を高める
ことができる。

実践の内容

今回の5年生ハードル走の実践にあたっては,オリンピック3大会連続出場という経歴があり,現在,順天堂大学スポーツ健康科学部准教授 山崎一彦(やまざきかずひこ)さんをGTとしてお迎えした。授業実践にあたっては,1コマ60分で学習内容を計画していった。

1 トークタイム【15分】
はじめに,15分間のトークタイムを設定した。ここでは,GTに御持参いただいた現役時代の映像を子どもたちに視聴させた。その後,GT御自身のアスリートとしての経験や体験などを話していただきき,その後に子どもたちから質問を受けるという形で進めていった。「子どものころ負け続けたから頑張ることができた」「体の小さい自分を,少しでも大きく見せるために,良い姿勢を保つことを心がけた」など,子どもたちの印象に残る言葉を聞くことができた。

草1

2 実技タイム【60分】
学習の場を運動場に移した後は,ハードル走の実技を行った。子どもたちにとっては,本時の学習が単元の導入にあたることから,子どもたちの実態を踏まえて,ハードルへの恐怖心を取り除くことや,リズミカルにハードルを越えていくことの楽しさを伝えること等,段階的に指導をしてくださった。山崎先生御自身が,お手本となる動きを見せながら,笑顔で楽しそうにハードルを走り越す姿を子どもたちに見せてくださったことが特に印象的であった。また,ハードルを走り越す動きが上手くいかない子どもに優しく声を掛けたり,できるようになった子どもをしっかりと褒めてくださったりする姿は,子どもたちにとって大変励みになるものだった。

草2

3 第2時以降の学習
第2時からの学習では,GTが残してくださった「かっこいいハードラーになってください」という言葉を励みにしながら,子どもたちは学習に臨んでいる。自分の40m走の記録をもとに「めやすの記録」を設定し,それに向けて自分のハードリングの課題を解決しながら学習を進めていった。子どもたちの走りをタブレット型パソコンの動画機能で撮影し,その場で,視聴させることで、子どもたちは、自分の走りを客観的に見ることができ,良くなっている点や更なる改善点を見つけていくことができ,  学習への意欲を高めている姿が見られた。

実践の成果

○学習後のアンケートでは,表1のような結果であった。②と③の質問においては,「とてもそう思う」という回
答が一番多かった。子どもたちにとっては,今回の学習は,ハードル走への意欲を高めるためには,十分
な効果があったと考える。
○①の質問については,Bと答えた児童が多くな っている。今回は、トークタイムの時間を15分しか確保
することができず,子どもたちの「もっとGTのことやオリンピックのこと,ハードルのことを知りたい」という思
いに十分に応えることができなかったことが要因と思われる。GTを招聘する際に,時間配分を含め,どの
ような授業を計画していくべきか考えていきたい。

無題