平成29年度スポーツ庁委託事業「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」全国ワークショップ実施報告

平成29年度スポーツ庁委託事業「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」全国ワークショップ実施報告

平成29年度スポーツ庁委託事業「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」の成果報告会として、2018年3月5日(月)に筑波大学東京キャンパス文京校舎にて「全国ワークショップ」を開催いたしました。

【プログラム】

  • 開会あいさつ

宮﨑明世 筑波大学准教授
勝又正秀 スポーツ庁オリンピック・パラリンピック課課長

  • 各大学担当の地域拠点における事業概要および全国フォーラム報告

大林太朗 筑波大学助教
佐藤 洋 日本体育大学特別研究員
岡田悠佑 早稲田大学研究員

  • パラリンピック教育普及啓発事業報告

岩佐正俊 朝日新聞社メディアビジネス局次長

  • 東京都における事例紹介

小宮山詠美 東京都教育庁指導部指導企画課指導主事

(休憩、移動)

  • 報告会およびグループ討議
  • 各グループで議論された内容の報告
  • 閉会あいさつ

関根正美 日本体育大学教授

1)各大学担当の地域拠点における事業概要および全国フォーラム報告
全国中核拠点である筑波大学、日本体育大学、早稲田大学から、今年度の各大学担当の地域拠点における地域セミナー・地域ワークショップ、各大学が主催した全国フォーラムの内容について報告を行いました。また、平昌冬季オリンピック・パラリンピックでの教育プログラムの調査報告や各大学が独自に作成している教育教材に関する紹介も行われました。

2)朝日新聞社によるパラリンピック教育普及啓発事業報告
朝日新聞社からは、今年度より実施されているパラリンピック教育普及啓発事業の報告がありました。事業概要とともに、教員および一般市民向けの障がい者スポーツに関する研修会の取り組みが紹介されました。

3)東京都教育庁による東京都の推進校におけるオリンピック・パラリンピック教育の事例紹介
東京都教育庁からは、東京都の推進校におけるオリンピック・パラリンピック教育の方針や実践事例を紹介いただきました。

4)グループ討議・発表
A 札幌市 岩手県 宮城県 福島県 千葉県 (北海道 埼玉県)
B 札幌市 福島県 茨城県 千葉県 静岡県 (埼玉県 横浜市)
C 千葉市 石川県 岐阜県 静岡県 京都市 (山梨県 愛知県)
D 京都府 大阪市 兵庫県 長崎県(埼玉県 山梨県 滋賀県)
E 京都府 広島県 福岡県 長崎県(岡山県 鹿児島県)
( )内はオブザーバー

参加した各地域拠点のコーディネーター等(計33名)を5グループに分け、討議を行いました。各グループ内で、各地域拠点における実践事例や成果、課題の共有を行い、それぞれの課題について次年度以降の取り組みに向けた検討が行われました。
各グループの代表者による発表では、各推進校でオリンピック・パラリンピック教育を実践することにより児童生徒のオリンピック・パラリンピックやスポーツへの関心が高まっていることが報告されるとともに、事業の開始時期や予算使途に関する課題も提示されました。

本ワークショップは、各関係団体や各地域拠点の学校間で多くの情報交換をし、今後のオリンピック・パラリンピック教育の継続・発展のために非常に有意義なものとなりました。