(宮城県)亘理町立高屋小学校

(宮城県)亘理町立高屋小学校

【目的・ねらい】

・障害のある方々との交流を通して,差別や偏見をもたない「共生の心」の涵養を図る。
・車椅子バスケットボールプレーヤーとの交流を通して,障害者スポーツに関心をもたせる。
・パラリンピックに出場した監督等の話を伺い,オリンピックやパラリンピックへの関心を高める。

【実践内容等】

1 各学年の主な実践内容等
1)1年 手話教室(2時間),障害者スポーツ体験(2時間)
2)2年 手話教室(1時間),障害者スポーツ体験(2時間)
3)3年 車椅子体験(2時間),白杖体験(2時間),障害者スポーツ体験(2時間)
4)4年 手話・指文字体験教室(4時間),障害者スポーツ体験(2時間)
5)5・6年  盲導犬体験教室(2時間),障害者スポーツ体験(2時間)

2 障害者スポーツ体験:車椅子バスケットボールチーム「宮城MAX」との交流会
1) 対面式
・校長あいさつ(代理:教頭),・講師紹介(宮城MAX 岩佐監督)
2) 車椅子での日常生活についての説明・実演等
・段差のある場所での車椅子の操作等の実演や説明
3) 車椅子バスケットボールについての説明
・車椅子バスケットボールのルールについて
・リオパラリンピックでの車椅子バスケットボールチームの活動や成績等について
・選手の努力や苦労・喜び,今後の目標について
・選手によるデモンストレーション(シュートやパス,車椅子の激しい衝突場面など)
4) バスケットボール用車椅子乗車体験等(指導:岩佐監督,椎名代表)
・乗車及び走行 ・走行からパスを受けてのシュート

(実施内容の続き)
5) 宮城MAXの選手とのミニゲーム
・4年生対1名の選手  ・5年生対1名の選手 ・6年生対1名の選手 ・職員対選手
・1~3学年は見学
6) 質問タイム
・車椅子バスケットボールを始めたきっかけや始めて変わったこと
・これからの夢など,たくさんの質問が出ました。
7) 閉会式
・お礼のあいさつ(6年代表児童)  ・記念写真撮影

(実践上の工夫点,留意点等)
1 体験を通して学ぶことを重視し,社会福祉協議会の方,町などボランティアの方,視覚や聴覚などに障害のある方等にお越しいただいて,体験したり話を聞いたりして学びを深めている。
2 実際に選手の動きを見る場面や児童が体験できる場面を取り入れ,障害のある方々の大変さ,全日本やパラリンピックに出場する選手のすごさを実感できるようにした。
3 選手の努力や向上心に関わる話等を入れてもらうようにお願いし,児童に障害に負けない心や障害のある人もない人も共に助け合って生きられる社会を作ろうとする意識をもてるようにした。

(成果)
1 各学年の実践から
1)本校児童は,障害のある方などを「変な人」などという偏見をもった目で見ることがない。「みんな同じ『人間』」という意識・気持ちが育っていると感じられる。
2)体験を通すことで,障害のある方の苦労や努力を実感するとともに前向きに頑張っているみなさんからよい刺激を受ける学習機会になっている。

2 児童の宮城MAXへの「お礼の手紙」や「勉強になったことの記録」から(原文から抜粋)
1) 車椅子に選手たちが乗って,すごく速くてすごかったです。(1年)
2) ちょっとした段差を上れない人がいたら助けてあげたいです。(2年)
3) いっぱい練習しないとこんなすごいことはできないんだと,ぼくは思いました。(3年)
4) これからも,今日習ったことをスポーツに生かしていきたいです。(4年)
5) 2020年の東京パラリンピックで,日本がメダルをとれるように願っています。(5年)
6) 「不便だけど不幸ではない」という言葉を聞いて,障害のある人のことを差別したりへんなふうに見たりすることは,障害のある人にとっていやなことだから,障害のある人を見てもいやなふうに見ないで普通に接したいと思いました。(6年)
以上のようなことから,ねらいが達成できたよい交流会になったと思われる。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

1 今年はリオオリンピック・パラリンピックがあったので選手や監督等,来ていただきたい方々が忙しすぎて大変だったと思いました。早く実施校を決めて伝えていただけるといいと思います。

2 オリンピック・パラリンピック教育に関する学校としての指導計画を整えるのが,実践までの時間的なことなども含めて難しいと感じました。1の実施校を早く決めることに関連して年間指導計画を実施前年度に作成できるように進められるとよいと思いました。

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