(茨城県)常陸太田市立西小沢小学校

(茨城県)常陸太田市立西小沢小学校

【目的・ねらい】

①オリンピック競技についての理解を深める
②オリンピアンの競技に取り組む姿から,スポーツを愛する気持ちに共感することにより,スポーツへの興味・関心の高揚を図る

【実践内容等】

1.日本航空元チーフCA,現筑波大学客員教授 江上いずみ先生をお招きしての「おもてなし講座」の実施
(1)期 日:平成29年1月31日(火)

(2)場 所:西小沢小学校体育館

(3)演 題:グローバルマナーとおもてなしの心
~2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて~

(4)プログラム:
13:15 【開場】
13:30~13:35【開会行事】司会・進行(児童)
①はじめの言葉
②学校長あいさつ並びに講師紹介
13:35~14:40【おもてなし講座】
14:40~14:45【閉会行事】司会・進行(児童)
①はじめの言葉
②お礼の言葉(児童代表)
③花束贈呈(児童代表)
④終わりの言葉
⑤江上先生からの提案により全員で写真撮影
⑥江上先生と握手でお別れ


(5)児童の感想文より
わたしは最初,おもてなしと聞いて「なんのことだろう」と思いました。わたしが初めてこの言葉を聞いたのは,東京オリンピックが開さいされると決まったときに,たき川クリステルさんが「お・も・て・な・し」と言っていたときでした。それ以来よく聞く言葉ですが,よく意味が分からないところもありました。
しかし,今日の先生のお話を聞いて,おもてなしについてよく知ることができました。おもてなしをするときには,表情,態度,身だしなみ,言葉づかい,あいさつをしっかりとするということが大切だと分かりました。
今日教えていただいた経験を生かして,これからの生活でおもてなしの心をもって過ごせるように努力したいです。
2019年には茨城国体が行われます。翌年の2020年には,いよいよ東京オリンピックが開さいされます。2020年というとわたしは高校生になっているので,何らかの形で県外や外国から来る方々をおもてなしすることに関わることができればいいなと思っています。そして,江上先生のように,いつも笑顔で温かい気持ちで接する人になれるようがんばります。

(6)成果
江上先生の講演後に児童に表れてきた行動がいくつか見られる。
・あいさつをする際に,きちんと相手の顔を見る児童が増えた。
・児童が職員室に入室する際のノックのマナーが江上先生のご指導の通りに改善されてきている。
・会話の中で,by name(相手の名前を呼んで)を意識して話をする児童が増えた。
・今まで同時礼(言葉とおじぎが一緒)をしていた児童が多かったが,分離礼(言葉のあとにおじぎ)を心がける児童が増えた。

2. ロンドンオリンピック柔道女子銀メダリスト 杉本美香先生をお招きしての講演会開催の実施について
(1)期 日:平成29年3月6日(月)

(2)場 所:西小沢小学校体育館

(3)演 題:オリンピックまでの道のりと柔道で学んだ大切なこと
~2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて~

(4)プログラム:
10:20 【開場】
10:35~10:40【開会行事】司会・進行(児童)
①はじめの言葉
②学校長あいさつ並びに講師紹介
10:40~12:00【講演】
【実演】①アシスタント(筑波大卒業生)との本格的な組み手を披露していただく
②1~5年生の希望者と6年生全児童(15人)に柔道の技を教えていただく
③銀メダルを見せていただく
④質疑・応答
12:00~12:05【閉会行事】司会・進行(児童)
①はじめの言葉
②お礼の言葉(児童代表)
③花束贈呈(児童代表)
④写真撮影
⑤おわりの言葉



(5)児童の感想文より
わたしが今回特に感動したことは,2つあります。
1つ目は,人と人とのつながりについてです。今回杉本先生がこの西小沢小学校に来てくださることになった経緯に,わたしはびっくりしました。杉本先生といっしょにロンドンオリンピックに出場した福見友子さんがいらっしゃいます。その福見さんのお兄さんがわたしたちの担任の梅原先生の教え子さんだそうです。そのお兄さんのはからいで,杉本先生がわたしたちのところに来てくれることになったとうかがいました。人と人とのつながりがわたしたちを杉本先生に会わせてくれたことに感動しました。
2つ目は,オリンピック選手でもあり,有吉ゼミにも出ていた杉本先生を間近で見るだけでなく,直接組み合うことができたことです。わたしはオリンピック選手はテレビの中でしか見られない存在だと思っていたので,杉本先生がこの西小沢小学校に来てくださったことは,とてもうれしかったです。
わたしには和菓子屋になりたいという夢があります。わたしは何かをするときに楽になる方を選ぶことが多いのですが,杉本先生のお話を聞いて,夢を実現するために,わたしもつらい方を選んでがんばりたいと思います。「絶対にあきらめないこと」「礼儀作法を大切にすること」そして杉本先生のように,いつも「笑顔」でがんばります。
わたしたちはもう少しで西小沢小学校を卒業して峰山中学校に行きます。峰山中学校では1年生から3年生まで体育で柔道をします。3つの小学校が一緒になって入学しますが,体育で柔道をするときになったら,今日のことを他の学校から来た友達に自慢したいです。その授業では,杉本先生から教えていただいたことを思い出して取り組みます。
杉本先生は,今日ここに来てくださったように,他の場所でも柔道の楽しさを広める活動をされています。また,テレビにも出演して楽しいお話をされているので,わたしはこれからもてれびやインターネットで活躍されている姿を見るのを楽しみにしています。

(6)成果
・杉本先生のお話や実演を通して,何人かの児童が柔道を始めてみたいと言っている。

・杉本先生がお話の中で「絶対にあきらめない」「礼儀作法が大切」「笑顔で人に接することが大事」「自分の進む道に迷った際に,人のせいにしないために自分で決めることが大切」「楽な方ではなく,辛い方を選んだ方がよい」「苦しいことに立ち向かう勇気をもつことが大事」などとおっしゃられたことをしっかり覚えていて,感想の中に書いた児童が多かった。それだけ,児童の心に響く話だったのだということが伺えた。
児童がこれからの人生の中で悩んだ際にきっとこの話を思い出してくれるであろうと期待している。

・今回のオリンピック・パラリンピック推進事業の2つの講演会を通して,オリンピックやパラリンピックを身近なものと感じ,関係する知識を増やしたい,おもてなしの気持ちをもって他の人に接したい,ひいては,自分もオリンピックに出てみたいと思う児童が増えた。オリンピック・パラリンピックの意識の高揚と醸成が行われたのではないかと思う。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

○学校全体でオリンピック・パラリンピック教育を進めていくための,本事業の内容,方法等を全職員で共通理解して共有していくことが大切である。

○講演会の講師依頼について,おもてなし講座は,県が選定してくだっさった方にお願いすることができた。しかし,オリンピアンの講演会の方は,本校独自に講師派遣をお願いする際に,たまたま職員の教え子を介しておいでいただくことが実現できたが,当初お願いしたいと考えていた方とは職場と連絡はとれたものの,返事待ちの空白の2か月ほどがあり,結局返事をいただけないままになってしまった。真っさらな状態から講師を選定し,交渉をするのは,各小中学校,高等学校,特別支援学校単位では難しいのではないかと感じた。もう少し,県の方のお力添えをお願いしたい。

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