【実践事例】京都府立京都八幡高等学校(京都府)

【実践事例】京都府立京都八幡高等学校(京都府)

 2020年1月25日(土)に京都府立京都八幡高等学校(京都府)においてオリンピック・パラリンピック教育の実践が行われました。詳細につきましては、以下の内容をご覧ください。
 PDF版はこちら →   20200125 京都府立京都八幡高等学校(京都府)

1.視察日時  令和2年1月25日(土) 11:30 〜 13:00

2.学校(推進校)名  京都府立京都八幡高等学校(〒614-8363 京都府八幡市男山吉井7)

3.対象 レスリング部部員(中高生) 6名、地域のダウン症者 約10名

4.実施場所 京都八幡高等学校 北キャンパス 格技場

5.テーマ ワクワクレスリング教室

6.実践内容
 ・ウォーミングアップ(二人組でのストレッチや様々な運動を実施)
 ・タックル練習
 ・練習試合(団体戦)
 ・筋力トレーニング

7.内容詳細
・2007年より月1、2回、地域のダウン症者を対象としてレスリング教室を開催している。ダウン症者を対象としたレスリング教室は、早稲田大学のレスリング部において2005年に創設されたのが始まりである。現在では、東京、神奈川、京都、和歌山で実施されており、スペシャルオリンピックスの種目に認定されることを将来的な目標として活動している。
・レスリング部顧問の教員が指導を行っており、部員たちはダウン症者とともに練習に参加する。ダウン症者と練習する上では、頸椎が弱いことに十分に留意して、安全第一に行うことを徹底している。
・ルールを改善しながら、ゲーム的な要素を多く取り入れて楽しむことをメインに練習に取り組んでいる。また、年に2回関東と関西で試合を実施している。他者と共に練習をすることから協調性、勝つことの喜びや負けることの悔しさ、試合に向けて努力することなどレスリングを通して学ぶことが期待されている。
・部員たちもダウン症者と共に練習をすることで、共生社会を構築するために重要である相手を思いやる気持ちなどを醸成している。
・レスリングを通して、部員とダウン症者や保護者と強い絆ができ、高校生の県内外の試合にも応援に駆けつけてくれることもある。