(京都府)井手町立泉ヶ丘中学校(校内マラソン大会)
(京都府)井手町立泉ヶ丘中学校(校内マラソン大会)
【目的・ねらい】
オリンピック・パラリンピックの価値
友情(○) 卓越( ) 尊重(○) 勇気(○) 決断力( ) 平等( ) 鼓舞( )
1 長距離、持久走を疲れないでラクに速く走るコツを学ぶ。
2 様々な動きを反復しながら、楽しく基礎体力の向上を目指す。
【実践内容等】
1 集合・あいさつ・全体への説明
ゲストティーチャー(比護信子先生)
世界陸上アテネ大会マラソン団体 金メダリスト
東京国際女子マラソン 優勝 等
2 ウォーミングアップ
(1) ライン鬼ごっこ、UFO鬼ごっこ
(2) 動き作り(腕振り・もも上げ)〈ペットボトル、ミニコーン利用〉
(3) コアトレーニング(3種目)
3 5分間走×2(ペア活動)
4 ストレッチ運動
5 まとめ・質疑応答
(実践上の工夫点、留意点等)
・ウォーミングアップやトレーニングの中に遊びの要素を取り入れて、生徒が楽しく運動できるようにする。
・長距離走がただしんどいものにならないように、生徒それぞれに目標を立てさせて、自分のペースや感覚を大切にさせる。
(成果)
・持久走の導入として実施していただいた授業であった。例年ならば意欲に差が見られやすい単元であるが、国際大会レベルの選手に実際に指導していただけることは生徒のモチベーションアップに効果的であった。
・競うのではなく、自分のペースで走らせることで固まって集団で走ることなく、それぞれのペースを意識することができた。
・校内マラソン大会では、それぞれが決めた目標に向かって時間内に全員が完走することができた。
【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】
実際に国際大会レベルの選手から指導が受けられる機会は生徒にとって貴重であると感じた。また、スポーツの素晴らしさや目標に向かって努力することの大切さ、何事にも自信・希望を持って積極的にチャレンジすることの大切さを教えていただき、生徒からも前向きな姿勢が見て取れた。
今回、実施していただいた持久走の授業で、具体的な課題を挙げると、距離に応じた自分のペースを理解することが難しく感じる生徒がいたことである。現場の教員が今回教えていただいたことを継続的に指導していくことで生徒にも浸透していくと思われるが、講師の先生と教員との、その種目の力量差もあり、知識的、感覚的な部分で教員が理解しきれていない点があった。自信を持って生徒に指導するためにも教員自身の研修も必要である。
また、単元が変わったときに今回教えていただいたようなスポーツに取り組む姿勢を継続させることが大切であると感じた。