(京都府)府立加悦谷高等学校

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【目的・ねらい】

オリンピック・パラリンピックの価値
友情( ○ ) 卓越(  ) 尊重( ○ ) 勇気(  ) 決断力(  ) 平等(  ) 鼓舞(  )

支援学校生徒とのスポーツ交流を通して、障がい者理解を深め、他者への共感や思いやりの心を育てる。

【実践内容等】

1 事前学習 平成28年11月 7日(月)13:45~14:35 於:本校E教室
交流を行うにあたり、学校の様子や交流の留意点などの講義

2 スポーツ交流
(1)第1回 平成28年12月16日(金)13:30~14:20 於:与謝の海支援学校
バスケットボール、卓球、卓球バレーを3会場に分かれて実施した。
(2)第2回 平成29年1月20日(金)13:30~14:20 於:与謝の海支援学校
前回同様の種目を選択し3会場に分かれて実施した。


バスケットボール


卓 球


卓球バレー

3 陸上競技部 合同練習会
(1)11月21日(月)15:50~17:00 本校グラウンド
基本となる動きから体力アップをねらった練習まで、陸上部員が主体となって支援学校生徒に注意点を述べながら実施した。
(2)12月13日(火)15:30~17:00 本校第1体育館、トレーニングルーム
悪天候のため、インドアでの実施となったが、最後の腹筋補強では、窓ガラスがくもるくらいの盛り上がりで、声をかけあいながら頑張った。狭いエリアでの活動だけにお互いの距離が近く、交流が深まった。
(3)1月13日(金)15:50~17:00 本校第1体育館、トレーニングルーム
後半は陸上部員と支援学校生徒が3人1組のチームとなりバーベルを使ってトレーニングを実施した。仲間と協力すること、安全配慮をすること、応援することなどを共通の確認事項として伝え、寒い中ではあったが充実した合同練習ができた。


インターバル走


補 強


集合写真

(実践上の工夫点、留意点等)
1 事前学習において配慮事項を支援学校の先生から本校生徒へ直接伝えていただき、イメージをふくらませた。
2 感想を書かせたり述べさせたり、改善点を見つけて次の目標を立てた。
3 ボールやバーベルなどの器具を使うときの安全配慮、声かけに気を付けた。

(成果)
1 スポーツ交流
アンケートの結果からもわかるように、大変よく交流が深まったといえる。特に交流前と交流後では、支援学校生徒に対して抱いていたイメージが大きく変わったようだ。本校生徒たちは当初、交流したり距離を近づけていくことは難しいことだと思っていたようだ。しかし、活動を通じて、いつの間にか壁が取り払われ笑顔になり、自然に会話が交わされるようになっていた。日頃、競技スポーツ関わる彼らにとって、スポーツの持つ力やすばらしさを、違った角度から実感したようであった。

2 陸上競技部合同練習会
今回の3度の取り組みでは、より積極的に交流を図ることを目的に、本校陸上競技部員が支援学校生徒8名を主体的に教えるという形式をとった。最初は停滞する場面もあったが、回数を重ね交流が深まるにつれて「教える」、「学ぶ」といったよい雰囲気に変化、成長していった。部員ひとりひとりが、教えることによって得る充実感を実感できたのは収穫であった。また支援学校生徒の中には、本校の練習で学んだことを自主練習する生徒まで現れ、よい刺激になったとの報告も受けた。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

1 与謝の海支援学校とは比較的距離も近いことから、交流、合同練習会ともに、年間実施回数を数回ずつ増やしてもよい。

2 陸上競技部の取り組みについては、メニュー作成から実施、振り返りまでを、今年度よりも部員に主体的に取り組ませたい。