(宮城県)蔵王町立遠刈田中学校

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【目的・ねらい】

学校行事やアスリートとのふれ合い等の活動を通して,次世代の日本を担う子供に求められる身徳知の涵養を図る。

【実践内容等】

(実施内容)
1.文化祭での演劇上演:10/15(土)総合的な学習の時間を,東京オリンピック・パラリンピック教育(以降,本教育と明記)及び志教育と連携させたものである。演劇班は,一昨年の戦後70周年による天皇・皇后両陛下の遠刈田(北原尾地区)のご訪問をきっかけとして,この地区を調査した。そして,戦後パラオ諸島より引き揚げた人々が荒れ地を開墾し,酪農の北原尾に発展させていく生き方を演劇として発表した。上演後には,本校における本教育の意義や今後の活動等について,地域住民等観客の皆様に,代表生徒がパワーポイントを用いて発表した。この模様は,NHKでも取り上げられた。

2.遠刈田小学校6年生学習体験会(道徳・部活動):11/4(金)
中学1年生との道徳合同授業:(主題名)「ふるさと遠刈田に育まれて」本資料は「遠刈田小学校校歌の歌詞」を用いた。校歌の歌詞には,その地の特色や素晴らしさが凝縮されている。そこで,小中学生を8つの混合グループにして,歌詞の中で特に好きな言葉や文節等を書き出し,話し合い活動を行った。本体験会の後半では、部活動見学をした。6年生は、中学校入学後に所属する部活動に思いを馳せていた。

3.アスリートの生き方に学ぶ会(学校行事)
リオパラリンピックの車椅子バスケットボール競技に関わった方々等(宮城MAX監督,選手)を招き,パラリンピックの理念や価値等についての講話を聴いた。その後,監督と選手が学年に入り,話合い活動で交流を図った。

4.地区清掃活動(ボランティア活動)
生徒が月1回,朝30分間,神の湯周辺の清掃活動を行った。安全・安心なまちづくり,地域の方々との交流も行った。

(実践上の工夫点、留意点等)
昨年度,蔵王町の小中高等学校は宮城県教育委員会より「志教育事業推進地区」の指定を受け,実践事例発表会を開催するにあたり研究した志教育の蓄積と,本校で長年重点的に実践してきた「ふるさと教育」を加味することで,本教育を効果的に推進することができた。

(成果)
(実践内容1)文化祭後の生徒のアンケートより上記のアンケートからも伺えるが,この取組は生徒の主体性や協働性の向上,ふるさと遠刈田の歴史と素晴らしさ・誇りを実感させる上で大きな成果をあげた。

(実践内容2)遠刈田小学校6年生学習体験会後の小6児童・中1生徒の感想より
・いつも生活していて気づけなかった遠刈田の自然の美しさに気づいた。・オリンピックやパラオのことについても学習することができた。等(小6児童)・小学校の頃を懐かしく感じた。・中学校で小学校の校歌を歌詞の意味を深く考えるとは思わなかった。それぞれが校歌に対する思いを再発見ことができた。等(中1生徒)

(実践内容3)アスリートの生き方に学ぶ会後の生徒の感想より
・選手の話を聞いて,強い人だと思った。目標やあこがれを持つことは,人が生きていく上での原動力になることがわかった。・普通の人の生活とあまり変わらないことが分かった。「下を向いてはいけない。」という言葉を聞き,私の悩みはちっぽけであり,小さいことでくよくよしてはいけないと思った。車椅子生活はとても大変なものでと思っていた。しかし,今日の話を聞いて「できないことは?」という質問に対して「何ができないのか悩むくらい普通の生活を送っている」という話を聞き驚いた。等

(実践内容4)地区清掃活動後の生徒の感想より
・始めは「寒い」「ねむい」と言いながら行っていたが,その後,みんながゴミ拾い活動を積極的に行うようになった。様々なゴミも探し始め,清掃活動が楽しくなった。・普段あまり会話がない人と,何気ないコミュニケーションをとることができた。短い時間だったが,町がきれいになったと思う。・自転車に乗っていた人とひれ違ったが,清掃活動に関心がないようだった。住んでいる人が気にならないのならば,いつの間にかゴミだらけになってしまうかも知れない。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

知識理解の習得や一過性の学校行事だけでは,生徒の主体性や協働性を育ませることは難しい。各教科や学校行事・各種教育と効果的に連携させ,年間を見通した実践ができるかが本教育を推進していく上で重要になる。