(茨城県)県立中央高等学校

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【目的・ねらい】

障害者スポーツの体験や障害者との交流を通して障害者理解を深める。
障害者の社会参加や障害に対する理解を深め,社会性豊かな人間性を育む。

【実践内容等】

・障害者スポーツ体験及び障害者トップアスリートとの交流
(フロアーボール)

目隠しをして,指示だけでゴールを守る                         実際のプレー      


障害者トップアスリート同士のエキシビションマッチ

・パラリンピアン・障害者スポーツに関する講演会
講師 臼井二美男(義肢装具士)
・28歳の時に財団法人鉄道弘済会・東京身体障害者福祉センターで働き始め,義足製作に取り組んだ。その後,写真で見た海外の切断障害者が義足によってさまざまなスポーツを競技している姿に触発され,通常の義足に加え,スポーツ義足製作を研究。
講師 村上清加(陸上競技選手)
・2009年に事故により右足大腿部半分を切断し,大腿義足を使用。
・2009年11月より義肢装具士の臼井二美男氏代表の切断者スポーツクラブ「HEALTH ANGELS」
演題 「義足アスリートの競技生活」

本校生徒に義足をつける                     義足を付け実際に歩いてみる

・障害者スポーツ体験
(ブラインドサッカー)
スポーツ科学コース サッカー部によるブラインドサッカー体験

ボールの場所を指示する様子                    ボールの場所にたどり着けない様子

・「おもてなし」の心に学ぶ,障害者とのコミュニケーションの講演会
講師 江上いずみ(筑波大学客員教授)
演題 「グローバルマナーとおもてなしの心」
~2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて~


国によっておもてなしが異なる                         飲み物の受け渡し    


外国人のお迎え                             友だち同士でお迎えの練習

2年女子 感想
今回の講演で「おもてなし」について改めて学ぶことができました。日本のおもてなしを海外では理解されないことがあったり,日本のマナーと海外のマナーと逆であったり,この講演で知ることがなかったら,将来恥ずかしい思いをしていたと思います。私は進路に向けて,これから面接を受ける機会が増えると思いますが,その時に今日学んだ①相手の目を見ること②礼をしながら話さないことを活用していきたいと思います。
自分の便利なことが,相手には不便であったり,自分に当たり前なことが当たり前ではなかったりするので,やってもらって当たり前だと思わず,いろいろな人に感謝の気持ちを伝えることを恥ずかしがらずにしていきたいと思います。今日、この講演で大切なことを学べて良かったです。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

・ 障害者スポーツを体験し,障害者とふれあうことができたので,差別や偏見をなくすことができたが,実際にこの様な体験をしないと,言葉だけでは障害者スポーツを伝えることはかなり困難である。
・ 健常者がオリンピックに興味関心を持つことに比べて,パラリンピックに興味関心を持たせることは,近親者に障害者がいたり,生涯スポーツを体験した経験のある者でない限り,難しい問題である。