福岡県田川市立田川小学校

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目標・ねらい

パラリンピックの正式種目である「ブラインドサッカー」を体験することにより、視覚に障害のある方の理解を深めるとともに、ブラインドサッカー選手の卓越した技能に触れ、パラリンピックへの関心を高める。

実践の内容

九州ブラインドサッカー協会の方と「ラッキーストライカーズ福岡」の森選手を招聘して、4年生児童に実際にブラインドサッカーを体験させた。

ブラインドサッカーの体験は、本校教育指導計画書の「総合的な学習の時間」の「見つめよう!わたしたちの田川」の13・14/18時目の学習である。田川市福祉協議会の施設「スマイルプラザ」の方に「体の不自由な方の思い」や「自分の仕事に対する熱意」等を伺い、実際にスマイルプラザを訪問し、どのような場所であるかを自分の目で調べさせた。そして、車いす体験、アイマスク体験を行い、サポーターが重要な役割を果たしていることを実感させた。

さらに、目の不自由な方と点字ボランティア団体の方に来校していただき、自分で点字を打ち、読んでいただく体験をさせ、「手と心で読む」方の存在にも着目させた。その中で、子どもたちは、歩道での自転車の置き方を振り返ったり、白杖が目の不自由な方の命綱であることを感じ取ったりした。

そして、本時を迎えた。本時のめあては、「ブラインドサッカーを通して、新たな世界を体験し、これからの自分をみつめよう」であった。学習(活動)内容は、①アイマスクをして動いてみる(一人で指示された通りに動く困難の体験 ・サポーターとともに動く容易さ・安心感の体験 ・DVDの視聴競技のスピード感の実感)②ブラインドサッカー体験(教師と選手との師範・児童同士での試技)③本時のまとめと次時への見通し(選手及びコーチの講話を聞く・感想とお礼を述べる)

次時から、誰もが住みやすく暮らしやすい田川にするためにはどうしたらよいかを考えた。また、ブラインドサッカー及びパラリンピックへの関心を高めた。

田川1 田川2 田川3

実践の成果

○体の不自由な方に対する多面的な見方が出来るようになった。

○障害を乗り越え、生き生きと活躍することの素晴らしさを感じ取ることができた。

○努力と勇気の大切さを学び、今までの自分を振り返り、今後の生き方に生かそうという考えをもつことがで
きた。

○チャレンジ精神が培われ、北風舞う「マラソン記録会」においても、全員が完走した。

○人権集会で一人ひとりが堂々と発表し、保護者アンケートにも「子どもたちは、一生懸命発表していまし
た。聞いていても気持ちが良く、内容についてもよく理解していると、感心致しました。このことを日常生活
でも、役立ててほしいと思います。」「大きな声で、上手に発表が出来ていて、胸が熱くなりました。」等とい
う感想が書かれていました。