(宮城県)登米市立登米中学校

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【目的・ねらい】

○日本の伝統文化の中に息づく「おもてなしの心」を学んだり,学校や地域での挨拶運動を励行したりして,大会に参加する人々を迎え入れる心の準備を行う。

○地域での清掃活動や介護施設等の訪問を通してボランティア精神を育む。

○アスリートの伝記や道徳資料を通して,スポーツをすることのすばらしさや努力の大切さ,あきらめない心を育む。

【実践内容等】

1 挨拶運動(生徒会活動)
毎朝,部活動や委員会が輪番で挨拶運動を行い,明るく元気に1日がスタートする。地域での元気な挨拶も増え,お客様をお迎えする心が育まれている。

  

2 地域の清掃活動(1,2年生) 9月14日実施
9月に開催される「登米秋祭り」を前に,道路や広場,文化財施設を清掃しています。地域の文化財を大切にする心や地域の一員として地域に貢献する精神を育んでいます。また,きれいにしてお客様をお迎えする「おもてなしの心」も養います。

  

3 介護施設訪問(3年生) 9月30日実施
清掃活動や入所者とのふれあい活動を行い,地域の一員として地域に貢献する精神を育んでいます。

  

4 おもてなし講座(全学年) 12月2日実施
文化理解やマナー向上の一助とするとともに,2020年東京大会に向けた機運を高めることをねらいとしておもてなし講座を開きました。講師として,筑波大学客員教授(元日本航空先任客室乗務員)の江上いずみ先生をお招きしました。

5 道徳の実践(2年生) 6月3日
五輪史上初の女子マラソンに出場したガブリエラ・アンデルセン選手の話を元に,「人間であることの美しさ」について考えました。「命の危険はあったが,それでも自分の意思を貫いたことはすごい」というアンデルセン選手の姿に感銘を受けた意見も多くありました。事実,アンデルセン選手の姿は,多くの人々を感動させました。

6 茶道教室(3年生) 2月21日
室町時代から続く茶道を体験しました。茶道の精神はおもてなしの心そのもので、一つ一つの所作は相手を敬い,思いやり大切にする心から生まれたものです。体験から多くのことを学びました。

  

7 図書の購入
オリンピックやパラリンピックにまつわるエピソードやドキュメンタリー,世界で活躍するトップアスリート達が経験から学んだことなどが満載の図書を購入しました。

(実践上の工夫点,留意点等)
○普段の授業や行事等の中で実践研究に関わるものを整理し,それらの指導を通してオリンピック・パラリンピックの視点で価値付ける工夫をした。

○朝会や集会の場で関連した講話をしたり活動の紹介をしたりしてオリンピック・パラリンピックに対する意識の高揚を図った。

○学校だよりやHP,保護者会等で活動のねらいや内容,実践報告を行い周知に努めた。

(成果)
○「おもてなし講座」では,相手の気持ちを考えることや挨拶の大切さ,おもてなしの心について学ぶことができた。日常生活でもおもてなしの心を大切にし,オリンピック・パラリンピックではボランティアとして活動したいという生徒の感想も多かった。

○アンデルセン選手の資料を使った道徳の時間には,最後まであきらめずに全力でプレーすることの大切さなどを学んだ感想が多かった。<生徒の感想は別紙資料>

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

○何か新しいことを取り入れようとすると教職員の負担感が増すだけになってしまう可能性がある。今,行っている教育活動を研究の視点で整理し,実践の中で価値付けていくことが大切だと感じる。

○成果を広めることに重点を置くことで負担にならないようにしなければならない。