(茨城県)常総市立鬼怒中学校

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【目的・ねらい】

・パラリンピック競技についての理解を深める。
・障害をのり越えて前向きに生きるアスリートの思いや生き方を学び,(将来の)自分の生き方について考え,夢や目標をもって生きていこうとする覚悟と態度を養う。

【実践内容等】

1 総合的な学習の時間での調べ学習,発表
○全学年が「パラリンピック」の基本テーマのもと,グループごとにテーマを決めて調べたり,辻沙絵選手へ自分の思いを書いたりした。

2 「生き方に学ぶ」教育講演会

  
   明るい講演の様子             生徒に銅メダル見せる様子

○リオデジャネイロパラリンピック400m(T47)銅メダリストの辻沙絵選手を講師として迎え,「夢や目標をもって生きる =挑戦=」の演題のもとの講演をいただいた。

成果
(1)パラリンピック競技についての知識や理解が深まるばかりでなく,障害を乗り越えて前向きに生きるアスリートの辻沙絵選手からの心に響く講演や触れ合いを通して,生徒一人一人が自分の生き方の振り返りや,将来の自分の生き方について考え,夢や目標をもって生きていこうとする覚悟や態度の育成の足掛かりとなった。

(2)リオデジャネイロパラリンピック銅メダリストの辻沙絵選手の話を直接聞く機会を得たことにより,間近に迫る東京オリンピックパラリンピックのホス ト国の国民として障害に対する考え方やそれを乗り越えて挑戦していく人間の強さ等の貴さの価値についても考えることができた。

3 「おもてなし講座」

  
握手の仕方の説明の様子               生徒の退場を見送る様子

○元JAL客室乗務員で現在は筑波大学・大学院客員教授の江上いずみ先生を講師として迎え,「グローバルマナーとおもてなしの心」の演題のもと講演をいただいた。

成果
(1)日常生活にも関係するマナー,ルールやおもてなしの基本について学び,再考すると同時に次の日の生活から早速実践している生徒も多数いた。

(2)「グローバルマナーとおもてなしの心」の演題のもと,2020年東京オリンピック・パラリンピックのホスト国の国民として日本ばかりでなく,外国の方々を迎える際の文化の違いを踏まえた,相手の立場に立ったおもてなしの心の醸成につながった。

4 「ブラインドサッカー」の体験
○体育科の授業として障害者スポーツの理解を図るために実施した。

5 「道徳」による学習の深化
○これまでのパラリンピックに関する講演やおもてなし講座や体験活動を振り返り,今後の自分の生き方にどのように生かすかを考えた。

成果
(1)障害者ばかりでなく相手の立場に立った行動やマナー等の他者理解にもつながった。
(2)夢や目標をもって生きる大切さを再認識することで自主性・自立性の育成につながった。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

○学校全体でオリンピック・パラリンピック教育を進めていくための本事業の内容や趣旨,方法などを共通理解し全校体制で取組を推進していく必要がある。

○学習効果は非常に高いものがあったが,各種講演会や体験活動と各教科や領域との関連,教育課程の中での位置づけなど校務分掌を含めて計画的に進めていく必要がある。

○県保健体育課の方々にご協力をいただきながら実践してきたが,講師依頼や購入物等の事前準備などの面でも綿密に連携を図っていきたい。

○生徒が養ったものを次年度以降にも,いかにステップアップさせていくかを関係諸機関とも連携を図りながら考えていきたい。