令和3年度 福島県地域ワークショップ
令和3年度 福島県地域ワークショップ
2022年1月20日(木)にコミュタン福島において、福島県地域ワークショップ(令和3年度福島県オリンピック・パラリンピック教育推進事業 地域報告会)が開催されました。詳細につきましては、以下の内容をご覧下さい。
PDF版はこちら → 20220120 福島県地域ワークショップ報告書
日 時:令和4年1月20日(木) 13時00分〜16時00分
会 場:コミュタン福島(福島県環境創造センター交流棟)ホール
〒963-7700 福島県田村郡三春町深作10-2
参加者数:58名
【概要】
13:00〜 受付
13:20〜 主催者あいさつ 福島県教育庁健康教育課 課長 佐藤 文男
13:30〜 実践報告
・福島市立新井小学校
・郡山市立白岩小学校
・福島県立あさか開成高校
14:30〜 実践事例の紹介および講評 筑波大学体育系准教授 宮﨑 明世
<休憩 15:00〜15:10>
15:00〜 講演「本県のオリパラ教育について~これまでの取り組みとレガシーの継承~」
オリンピック・パラリンピック推進室 指導主事 清水 裕之
15:55〜 諸連絡
【概要】
・開会
福島県教育庁健康教育課長佐藤氏より主催者挨拶があった。
・実践報告
3校の学校より、今年度を含めこれまでのオリパラ教育の実践報告がなされた。また、郡山市教員委員会からは市内の小中学校の実践例を紹介した。アスリートを招聘した講演や講習、地元ゆかりのアスリートへの応援メッセージ動画作成、パラスポーツの実践、ホストタウンを活用したオンラインによる国際交流など各校独自の報告がなされた。特に高校の実践例では、部活動を活用した活動の成果を、外部のコンクールなどへの参加や商品開発などにつなげた事例が紹介され、地域ならでは、高校ならではの事例であった。事業最後の年に当たり、これまでの複数年の取り組みが紹介され、充実した活動内容が報告された。
・実践事例の紹介および講評
筑波大学体育系准教授宮﨑氏より、今年度の事業報告、他地域の実践事例の紹介と、今後の展開について提案を行った。他地域の実践例では、今後につながるSDGsをテーマとした体験的な取り組みや、大会当年ならではのアスリートやメダリストを招いた講演会などを紹介した。今後の展開について、1)事業で培ったさまざまなネットワークの活用、2)学校教育におけるさまざまな教育課程への位置づけ、3)人権、福祉、ダイバーシティ教育などへの展開、4)ICTを活用した取り組みの展開などの観点から提案し、事業が終了してもレガシーとしての教育を残すよう働きかけた。合わせて、3つの事例紹介に対する講評も行った。
・講演「本県のオリパラ教育について~これまでの取り組みとレガシーの継承~」
オリンピック・パラリンピック推進室清水氏により、「本県のオリパラ教育について~これまでの取り組みとレガシーの継承~」というテーマで講演が行われた。清水氏は本件が事業に関わる当初からかかわっており、事業開始当初からの取り組みを組織の内側からの視点で報告された。2011年の東日本大震災から時間を追って、東京2020大会の開催決定、復興オリンピック・パラリンピックとしての意義や取り組みなどが紹介された。県営あづま球場が野球・ソフトボールの会場に決定するまでの内幕や大会が延期になり、さらに無観客となったことの影響について語られた。また、聖火リレーのルートの決定や、実際にイベントに携わった苦労も紹介された。さらに大会が終了後も2021年11月に開催された日本女子ソフトボール決勝トーナメントがあづま球場で開催されたことや、オリンピックコンサートの開催など、大会後のイベントについても紹介され、球場などに残されたモニュメントなど今後の活動につながるような講演であった。