クーベルタンー嘉納ユースフォーラム2018
クーベルタンー嘉納ユースフォーラム2018
2018年12月23日(日祝)~25日(火)にかけて、「クーベルタン-嘉納ユースフォーラム2018」を開催しました。このフォーラムは、高校生を対象としたオリンピック教育として2015年から継続されているもので、今回も2泊3日の日程で「オリンピズム」を体験的に学習するためのプログラムを実施しました。
1.野外運動プログラム
初日の午後には、筑波大学野外運動研究室の協力を得て、ASE(Action Socialization Experience)のプログラムを実施しました。小雨の降る厳しい環境の中で、一人では不可能な課題に対し、他校の生徒と相談して意見を出し合いながら向き合う中で、互いを尊重し友情を深める機会となりました。その後、飯盒炊飯を行い、班の仲間と協力して夕食を作りました。
2.講義、演習
オリンピックに関する基本的な知識とともに、「ピエール・ド・クーベルタン」、「嘉納治五郎」、「国際人としてのおもてなし」に関する専門的な講義を展開しました。
また、IOCのOVEP(Olympic Values Education Programme)のアクティビティシートを活用した演習を実施し、時代背景と社会の情勢を考慮した新しい「オリンピック・シンボル」のアイデアを考案、発表しました。
3.スポーツ交流
様々な体操器具(JPクッション、ロープ、Gボールなど)を活用した体験型のスポーツ交流プログラムを実施しました。新たな運動を通して自らの身体への気づきを深めるとともに、グループを構成する他の生徒と協力して目標を達成することの楽しさを感じる機会となりました。
4.ディスカッション
以上のプログラムを実施した上で「東京2020は何を遺すか」という主題に関するディスカッションを行いました。120分の制限時間のうち、開始から90分は日本語の使用を禁止し、英語やボディランゲージによるコミュニケーションを経験しました。また、その結果をグループプレゼンテーションで全体に共有し、社会レベル、個人レベルのレガシー構築について議論を深めました。