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(茨城県)県立東海高等学校

(茨城県)県立東海高等学校

【目的・ねらい】

・トップコーチの講演会をとおして,主体的にスポーツに関わろうとする心を育成する。
・トップコーチからの実技指導をとおして,生徒のホッケーに対する意欲と技術の向上を図る。

【実践内容等】

1.トップコーチによる講演会及び実技指導の実施
(1)事前準備
ア 講師の選定・依頼
講演会及び実技指導を行うにあたり,当初はオリンピアンを招へいすることを目標に交渉を進めていた。しかしながら,交渉を進めるなかで,日本代表合宿の日程等の都合により,オリンピアンを迎えるのは困難となった。そこで,日本代表選手を指導するコーチの招へいに計画を変更し,山梨学院大学のホッケー部監督であるジョン・シアン氏,三澤孝康氏に依頼したところ,快諾してくださった。
イ 講演会及び実技指導実施にあたっての準備
講演会及び実技指導に必要な物品をリストアップし,購入した。また,講演会と実技指導をとおして生徒がどのように変容したかを把握するため,事前にアンケートを作成し,実施した。

(2)講演会
ア 期 日:平成29年3月21日(火)13:30~14:20
イ 場 所:東海高校体育館
ウ 講 師:ジョン・シアン氏(21歳以下女子日本代表ヘッドコーチ)
三澤 孝康氏(元日本代表,21歳以下男子日本代表コーチ)
エ 演 題:
オ プログラム:

(3)実技指導
ア 期 日:平成29年3月21日(火)14:30~15:20
イ 場 所:東海高校ホッケー場
ウ 講 師:ジョン・シアン氏(U-21女子代表ヘッドコーチ)
三澤 孝康氏(元日本代表,U-21男子代表コーチ)
エ 実技内容
シアン氏には女子生徒を,三澤氏には男子生徒を担当していただいた。

2.成果

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

講師の選定から依頼までを学校で一から交渉するのは困難を極めた。そのような負担を軽減するためにも,講師候補者のデータベース化や,講師派遣に必要となる文書等のフォーマットが一式揃っていることが望ましいと考える。
また,本事業は年度途中での計画・実施となったため,学校で既に決まっている年間計画と講師のスケジュールを照らし合わせながらの調整となった。その結果,なかなか両者の都合が合わず,実施が非常に遅くなってしまった。今後は年度当初から実施できるような体制を整えていくことが重要である。

(茨城県)県立中央高等学校

(茨城県)県立中央高等学校

【目的・ねらい】

障害者スポーツの体験や障害者との交流を通して障害者理解を深める。
障害者の社会参加や障害に対する理解を深め,社会性豊かな人間性を育む。

【実践内容等】

・障害者スポーツ体験及び障害者トップアスリートとの交流
(フロアーボール)

目隠しをして,指示だけでゴールを守る                         実際のプレー      


障害者トップアスリート同士のエキシビションマッチ

・パラリンピアン・障害者スポーツに関する講演会
講師 臼井二美男(義肢装具士)
・28歳の時に財団法人鉄道弘済会・東京身体障害者福祉センターで働き始め,義足製作に取り組んだ。その後,写真で見た海外の切断障害者が義足によってさまざまなスポーツを競技している姿に触発され,通常の義足に加え,スポーツ義足製作を研究。
講師 村上清加(陸上競技選手)
・2009年に事故により右足大腿部半分を切断し,大腿義足を使用。
・2009年11月より義肢装具士の臼井二美男氏代表の切断者スポーツクラブ「HEALTH ANGELS」
演題 「義足アスリートの競技生活」

本校生徒に義足をつける                     義足を付け実際に歩いてみる

・障害者スポーツ体験
(ブラインドサッカー)
スポーツ科学コース サッカー部によるブラインドサッカー体験

ボールの場所を指示する様子                    ボールの場所にたどり着けない様子

・「おもてなし」の心に学ぶ,障害者とのコミュニケーションの講演会
講師 江上いずみ(筑波大学客員教授)
演題 「グローバルマナーとおもてなしの心」
~2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて~


国によっておもてなしが異なる                         飲み物の受け渡し    


外国人のお迎え                             友だち同士でお迎えの練習

2年女子 感想
今回の講演で「おもてなし」について改めて学ぶことができました。日本のおもてなしを海外では理解されないことがあったり,日本のマナーと海外のマナーと逆であったり,この講演で知ることがなかったら,将来恥ずかしい思いをしていたと思います。私は進路に向けて,これから面接を受ける機会が増えると思いますが,その時に今日学んだ①相手の目を見ること②礼をしながら話さないことを活用していきたいと思います。
自分の便利なことが,相手には不便であったり,自分に当たり前なことが当たり前ではなかったりするので,やってもらって当たり前だと思わず,いろいろな人に感謝の気持ちを伝えることを恥ずかしがらずにしていきたいと思います。今日、この講演で大切なことを学べて良かったです。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

・ 障害者スポーツを体験し,障害者とふれあうことができたので,差別や偏見をなくすことができたが,実際にこの様な体験をしないと,言葉だけでは障害者スポーツを伝えることはかなり困難である。
・ 健常者がオリンピックに興味関心を持つことに比べて,パラリンピックに興味関心を持たせることは,近親者に障害者がいたり,生涯スポーツを体験した経験のある者でない限り,難しい問題である。

(茨城県)県立波崎柳川高等学校

(茨城県)県立波崎柳川高等学校

【目的・ねらい】

オリンピックの歴史や意義を学習することにより,スポーツ活動に取り組む意識の高揚を図る。

【実践内容等】

実践内容1
【アンケート実施】
生徒の意識や関心について質問した。

○オリンピックの認知度について
「近代オリンピックが始まったのはいつか」
「オリンピックの再開を提案した人物は誰か」
「オリンピックの精神は何か」
「オリンピックのモットーは何か」
「シンボルマークを正確に書け」など
どの項目についても正解率は低く認知度は十分だとはいえない結果だった。

○オリンピックに対する関心度について
「オリンピックはどんな大会か」
「リオ大会の中継は見たか」
「東京大会を観戦したいか」
「選手として出場したいか」など
興味のある生徒と全く関心の無い生徒に別れた。ただし、スポーツ選手にとっては目標とする最高峰の大会だという認識はうかがえた。

実践内容2
【調べ学習】
アンケート調査の結果から、オリンピックの意義・精神・歴史、フェアプレーの精神などについて書籍・インターネットを利用して情報収集した。

・「オリンピックで重要なことは、勝つことではなく参加することである」

・「人生において重要なことは、成功することではなく、努力することである。
本質的なことは、勝ったかどうかにではなく、よく戦ったかどうかにある」

・「より速く、より高く、より強く」オリンピックを表現する代表的な言葉を確認することができた。

・フランス人のクーベルタン男爵が近代オリンピックの開催を提唱し、1896年に第1回大会が実施された。

・柔道の創始者である嘉納治五郎が、日本のオリンピック参加に尽力した。

・勝っても傲慢にならず相手を敬い、負けても不機嫌にならず勝者を讃えるのがフェアプレーである。
オリンピックの歴史やゆかりのある人物について知ることができた。

実践内容3
【オリンピアン講演】
日 時  平成29年1月20日(金)13:30~15:20
演 題  「オリンピック四大会を経験して」
講 師  流通経済大学トライアスロン部監督 田山寛豪 氏
講演内容
「勘違い、傲慢な態度、わがまま」
「挨拶の力、掃除、本、成功のイメージ」
「チームの存在、監督との信頼」
「自分ひとりでは強くなれない」

オリンピック出場のために必要なこと
オリンピック出場を目指して努力したこと

○講演会の感想
・目標や夢をしっかり持って、諦めなければ必ずチャンスはやって来ると信じることが大切だと思った。

・練習だけでなく、掃除や挨拶など身近なことや当たり前のことをすれば大きく結果が変わると学びました。

・どんな時でも謙虚な気持ちを忘れてはいけないと思いました。

・壁はその人に乗り越えられる能力があるから与えられるという言葉はすごくかっこいいと思いました。

・今日の話を聞いて、自分も上で野球を続けたいという目標があるから、そのためにはどうすればよいのか考えようと思います。自分は高校最後の夏の大会で「完全燃焼」しようと思いました。

・自分ひとりでは強くなれないことがわかった。チームや監督との信頼関係が無ければその上にはいけないことがわかった。

・オリンピアンの話はなかなか聞けないと思うので良い体験ができた。田山先生は何回も「諦めない」という言葉を言っていたので諦めなければチャンスは来るんじゃないかと思った。

【まとめ】
体育コースの生徒が対象だったので、オリンピックに対する知識や関心は高いものがあると予想していたが、アンケート調査の結果を見るとそれほどでもないことがわかった。自分の専門種目については積極的に関わるが、それ以外の競技に対してはどちらかというと無頓着のようだ。
オリンピックの存在自体が夢の舞台であり、自分たちには手の届かないステージだという意識が感じられた。憧れはあるものの特別な人のための大会だというイメージが強いようであった。
今回の実践でオリンピックの歴史・意義・精神を勉強し、先人の思いをいくらかでも知ることができた。スポーツの素晴らしさ、フェアプレーの精神を学び、心と体を鍛えることによって、国や文化の違いを越えた友好を深め世界平和につながることを再認識できた。
また、自分のスポーツ実践に対しても取り組む姿勢の変容が予想され、競技力向上が期待できる。2020東京大会に向けて、オリンピックムーブメント活動としては成果を得られたと思う。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

今回の実践では、計画はしたもののなかなか実行に移せなかった。
書籍の購入なども遅れ、調べ学習は十分できなかったような気がする。
オリンピアン講演については、本校は体育コースが高大連携出張授業を実施している関係で流通経済大学の協力を得られ、講師依頼などスムーズに決めることができた。
本事業を受けて付け焼き刃的に対応したが、入念な打ち合わせと準備ができなかったことが反省点である。