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京都府オリンピック・パラリンピック教育ワークショップ

京都府オリンピック・パラリンピック教育ワークショップ

(1)開催概要

日 時:平成29年2月10日(金)13時30分〜16時30分
会 場:メルパルク京都 5階 会議室A
主 催:京都府教育委員会
筑波大学オリンピック教育プラットフォーム
参加者:48名

プログラム:
13:30〜 開会挨拶
京都府教育庁指導部保健体育課長 角井弘之
筑波大学体育系 教授 真田久
13:40〜 事業報告
宮城県、茨城県、福岡県における事例紹介
筑波大学体育系 教授 真田久
14:00〜 グループワークに関する説明
14:05〜 休憩
14:15〜 グループワーク
15:15〜 休憩
15:25〜 発表
16:05〜 講評
筑波大学体育系 教授 真田久
筑波大学体育系 准教授 宮﨑明世
16:20〜 事務連絡、アンケート記入

(2)内容

本ワークショップでは、本年度の京都府オリンピック・パラリンピック教育推進校における実施事例を共有することを目的として、グループワーク及び各グループによる討議内容の発表が行われた。
グループワークに先立ち、本事業概要の説明と本年度他県(宮城県、茨城県、福岡県)において実施された教育実践事例が報告された。
グループワークは、様々な校種を交えて7グループに分かれて実施された。その後、各グループで話し合ったことについて発表が行われた。成果と課題として、以下のことが報告された。
まず、成果としては、①「オリンピアン・パラリンピアンとのスポーツ交流や講演会」では本物の触れることで生徒に対する刺激が大きく、生徒のみならず教師も学ぶことができた。②「地域や他校、姉妹校との交流」では、地域・世界・障害者と繋がることを重視し、生徒が主体となり行うことができた。③「障害者スポーツの理解体験や校種を越えた交流」では、生徒自身が実際に体験することができ、生徒の普段見えない姿を見ることができた、などの報告があった。
次に、課題としては、①オリンピアンやパラリンピアンを招聘する際の様々な問題、②事業開始時期の早期化や継続性、③実践日程や場所を確保することの難しさ、④障害者スポーツ体験に関わる用具や場所の手配の難しさ、⑤各地域あった事業を行うことの重要性、など貴重な意見が報告された。

(京都府)京田辺市立薪小学校

(京都府)京田辺市立薪小学校

【目的・ねらい】

オリンピック・パラリンピックの価値
友情(  ) 卓越( ○ ) 尊重( ○ ) 勇気(  ) 決断力(  ) 平等(  ) 鼓舞(  )

オリンピック思想・歴史について知り、4年後の東京実施に向けて自分なりの考えを持つ。

【実践内容等】

1 オリパラ推進校プロジェクト組織確立【9月】
(1) 研究内容整理
(2) 研究計画作成

2 オリンピック思想・歴史についての調べ学習【10月】
(1) コンピュータークラブで調べ学習(月3回)
(2) 体育委員会で調べ学習(月1回)
(3) オリンピックコーナーに展示【11月~】
(4) 全校朝礼で発表会【2月】

3 「できるかなプロジェクト」(毎月4種目)で挑戦
【10月】・0からドリブル・ゴシゴシトントン・前後キャッチ・体幹トレ―ニング
【11月・12月】・ボール手打ち・スクワット・ロープバトンスロー・おしり歩き
【1月】・タップ縄跳び・ななめ体幹・ボール踏み・大縄クラス一周

(実践上の工夫点、留意点等)
1 今年度はリオ五輪が開催されたことで、調べ学習時に実際のオリンピックに関連させて調べるようにさせた。
2 「できるかなプロジェクト」は、毎月4種目ごとに種目をかえてデジタルハイビジョンビデオカメラで映し出し、全校朝礼で紹介し、運動のポイントがわかるようにした。

(成果)
1 リオ五輪と関連させたことで、興味・関心が高まり、オリンピックの歴史についてもタイムリーな話題として児童が捉え、深く調べることができた。
2 「できるかなプロジェクト」は、体育委員会が特製のシールを作り目標達成者に配付したことで、児童の励みになり、目標達成者が徐々に増えてきた。
3 「できるかなプロジェクト」を保護者向け広報誌「体力アップ!薪っ子」に掲載し家庭でも取り組めるように啓発できた。


オリンピック・パラリンピックコーナー


できるかなプロジェクト(9月・10月)


保護者向け広報誌「体力アップ!薪っ子」

全校朝礼で調べ活動の発表会を2月に実施

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

今年度途中からの取組であったため、今年度の教育課程の中で、本校重点研究体育 科の中でできるものを考えた。3年後を見据え、1年毎に成果のある継続的な計画 が必要となる。

(京都府)木津川市立上狛小学校

(京都府)木津川市立上狛小学校

【目的・ねらい】

オリンピック・パラリンピックの価値
友情( ○ ) 卓越(  ) 尊重( ○ ) 勇気(  ) 決断力(  ) 平等( ○ ) 鼓舞(  )

パラリンピックで行われる種目の体験を通して、障害のある人が行うスポーツについての興味・関心を高め、そのことから、障害のある人たちの思いや願いを知り、共に人間として生きていく上で、自分たちにできることは何かを考える。

【実践内容等】

「シッティングバレーボール競技者との交流と競技体験を通して」

1 事前学習
(1) 調べ学習を通してパラリンピックやシッティングバレーボールについて知る。

(2) 体育授業でソフトバレーボールを使ったバレーボール型学習に取り組み、バレーボールの試合形式やルールを覚える。

2 体験学習(シッティングバレーボール日本代表コーチ冨田圭造氏とクラブチーム
「京都おたべーず」を招いての体験学習)
(1) 指導者及びクラブチームの人たちとの顔合わせをする。

(2) シッティングバレーボールについて、世界の国との試合の様子や、競技する上での留意点などのお話を聞く。

(3) シッティングバレーボールのルールについて実演をもとに確認し、実際に競技を体験する。(クラブチームの選手も交えたグループごとの練習の後、試合形式での競技体験)

(4) 体験後の質疑応答や感想交流をする。

3 事後指導
(1) シッティングバレーボールの体験して感じたことや考えたことを話し合い、感想にまとめる。
(2) 自分たちが体験したことを他の学年に伝える方法を考え、実践する。

(実践上の工夫点、留意点等)
・1学期にも、車椅子バスケットボールの元パラリンピック代表選手を招き、お話を聞いたり、競技を体験する機会を持ち、年間を通して、障害についてやパラリンピック等について考える学習について関心や意欲を高められるようにした。

・情報機器等も活用しながら、実際の体験学習に備えて必要な情報について調べたり調べたことをもとに、必要な準備をした。

(成果)
・児童が今まで出会ったことがなかったパラリンピックでも行われている競技を実際に体験することを通して、その競技についてだけではなく、競技をする人の思いや自分たちができることを考える機会を持つことができた。

<児童の感想より>
・シッティングバレーボールは普通のバレーボールより難しそうだったけれど、実際にやってみるととても楽しかった。

・シッティングバレーボールは自由に動きづらい分、みんなでボールをつなぐチームの絆が大切だと思った。

・足が不自由でもスポーツが楽しめるのはいいことだと思った。

・実演で見せてもらったブロックの迫力がすごかった。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

1 継続した取組
・今回の学習を、今後の児童の学習や生活に生かしていくためには、学習のまとめの中で次年度に向けての学習計画を立て、本年度学んだ内容をさらに発展させて、障がい者理解や共生社会の形成のための意識を高めていかなければならない。

2 他学年への広がり
・当該学年が体験した、障害のある人とともに楽しみながら行うことができるスポーツがあることを他の学年にも知ってもらい、この学習のねらいでもある共生社会の形成の大切さを全校的に広めていかなければならない。

(京都府)京都市立祥栄小学校

(京都府)京都市立祥栄小学校

【目的・ねらい】

オリンピック・パラリンピックの価値
友情(  ) 卓越( ○ ) 尊重( ○ ) 勇気(  ) 決断力(  ) 平等( ○ ) 鼓舞( ○ )

・車椅子を使って生活する苦労や工夫を知り,体験を通して考え,障がいをもった方たちと共生する社会について考える。

・車椅子バスケット選手の方の話を聞いたり,競技用車椅子の使用体験をしたりして,誰もが気持ちよく生きるために必要なことについて自分の考えをもち,実践していこうとする心情を養う。

【実践内容等】

1 授業での実践
(1)車椅子の乗り方について知り,使用者がどのような苦労や工夫をしているかを知る。

(2)車椅子の体験を行い,生活する上ではどのような問題があるか予想し,調べる。

(3)車椅子バスケットというスポーツについて知り,体験する。

(4)車椅子バスケットの競技者から話を聞き,誰もが気持ちよく暮らせる社会の在り方について考える。

(5)車椅子テニスの国枝慎吾選手の生き方を学び,友達と意見交流する。これまでの学習を通して,誰もが気持ちよく生きられる社会の実現に向けて自分の考えをもち,実践していこうという心情を養う。(保護者参観授業)

(実践上の工夫点、留意点等)
・車椅子バスケットのルールなどを事前に研究しておく。
・講師の方とねらいや気づかせたいことなどについて打ち合わせをしておくことで,有意義な時間となるようにする。
・子どもたちの活動を多く取り入れ,体験を伴った確かな理解へとつなげられるような授業内容を工夫する。

(成果)
講師の2人の方は,交通事故が原因で車椅子での生活を余儀なくされた。足が動かなくなったという現実を受け入れること,リハビリのつらさ,両親や友だちのはげましへの感謝等の話に,子どもたちは感銘を受けていた。最後に,事故にあわないようにみんなに気を付けてほしい,違法駐輪やごみのポイ捨て等をしないでほしいという話があった。車椅子を使う人にとって,捨ててあるガムを踏むと直接手で触れてしまうことになり,大変だということであった。みんなが社会で大切にされ,共に生きていくために今まで気づかなかった視点があることを知ることができた。また,学校の中で調べ学習をするだけでなく,実際に経験されている方の話には説得力があり,ふれあうことで実感を伴う障がいについての理解ができた。

~児童の感想文より~
・僕は車椅子バスケット体験で,足が使えないのにバスケットをできるのがすごいなと思いました。車椅子バスケットを体験して,2回こいで1回ボールをついて,またそれをするのがとても難しかったです。そして,曲がるのも難しかったです。車椅子を使う人は下に落ちているガムやビンの破片がとても困るということが分かりました。

・火曜日にアップスの選手の人たちに来てもらいました。車椅子に乗ったときは,乗りこなせなくて落ちそうになったけど,選手の人はそれを上手に乗りこなせていてすごいなぁと思いました。でも,2人の選手が車椅子に乗ることになったきっかけを知ると,すごくショックでした。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

・今年度だけの取組とするのではなく,継続的に取り組めるように予算の確保をしていきたい。

・車椅子バスケットだけでなく,テニスやブラインドサッカーなど様々な競技選手の方の話も聞けるように広げていきたい。

(京都府合同)井手町立井手小学校・多賀小学校・泉ヶ丘中学校(オリパラ給食)

(京都府合同)井手町立井手小学校・多賀小学校・泉ヶ丘中学校(オリパラ給食)

【目的・ねらい】

オリンピック・パラリンピックの価値
友情(  ) 卓越(  ) 尊重( ○ ) 勇気(  ) 決断力(  ) 平等(  ) 鼓舞(  )

・我が国の伝統的な郷土料理を給食で提供し、掲示物や授業等を活用してユネスコ無形文化遺産である和食を世界にアピールできるようにするとともに、オリパラ給食の日を設定し、オリパラメニューの提供や給食時間の放送、掲示物の展示等により、オリンピック・パラリンピックが開催された国々の食文化を知る。

【実践内容等】

1 和食文化の学習(だしで味わう和食の日)

2 オリパラ給食の実施
(1) 1月~3月に各1回、外国の料理を取り入れた献立を実施
<1月;オーストラリア・2月;韓国・3月;未定>
(2) オリパラ給食に関連した話を、町内小学校の朝礼で栄養職員が実施。
(3) 放送委員会の児童生徒による給食時の放送の実施。

3 我が国の郷土料理の学習(1月24日~30日)

(実践上の工夫点、留意点等)
給食を食べることだけに終わらないよう、児童生徒に興味関心を持たせるための資料を工夫した。また、事前や事後の取組を通して和食に対する理解を深めたり、外国の文化にも興味が持てるように工夫した。

(成果)
(1) 身近な給食を活用することで、興味関心を持たせやすく、ホームルームや給食時
間中の放送など、手軽に取り組むことができた。

(2) 「オーストラリアの料理を始めて食べたけどおいしかった。世界の給食が好きになりました」「もっといろんな国を知って、料理も食べてみたい」「世界の料理もおいしいけど、私は和食が一番好きです」「姉妹校があるオーストラリアのことがわかった」など様々な感想が聞かれた。

*資料<当日の様子など>

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

(1) シリーズ化し多くの国の料理を紹介していきたいが、コストや食材の調達など、様々な課題もあり、給食センターの負担が大きい。

(2) 味のおいしさだけでなく、それぞれの国の文化等にも興味を持たせられるように継続的に実施していく必要がある。

(京都府合同)井手町立井手小学校・多賀小学校(オリンピアンとの出会い)

(京都府合同)井手町立井手小学校・多賀小学校(オリンピアンとの出会い)

【目的・ねらい】

オリンピック・パラリンピックの価値
友情( ○ ) 卓越( ○ ) 尊重(  ) 勇気( ○ ) 決断力(  ) 平等(  ) 鼓舞( ○ )

・オリンピアンとの出会いの中で、運動への関心を高め、『さあやってみよう』という「スポーツごころ」を育てる。

・一流選手の指導を受けたことをはげみに、自身の記録に挑戦することによって、自信や希望を持って何事にもチャレンジする精神を育てる。

【実践内容等】

1 事前指導 ※朝原選手の活躍を収めたDVDの活用

2 オリンピアンとの出会い
朝原宣治氏(北京オリンピック4×100mリレー銅メダリスト)
山本慎吾氏(小学生100m日本記録保持者)
(1) 準備運動<NOBY体操>
(2) 実技指導<リレーのバトンパスのコツ等>
(3) オリンピアンに挑戦<4×50mリレー・50m走で、代表者が競走>

3 事後指導 ※体育指導でNOVY体操を実施

(実践上の工夫点、留意点等)
(1)オリンピアンとの出会いを効果的にするため、事前指導を実施した。

(2)オリンピアンのスケジュールに合わせて、全体のプログラムを変更し、オリンピアンとの交流の時間を十分に確保できるようにした。

(3)指導していただいたトレーニング法を、体育科の指導に取り入れた。

(成果)
(1) 事後の児童の様子から、「銅メダリストの朝原選手と一緒に体操ができてうれしかった」「教えてもらったことを意識してやったら、バトンパスがうまくできてよかった」「目標を持って努力することが大切だと思った」「運動が苦手だったけど、走るのが少し好きになった」「東京オリンピックが楽しみ」など様々な感想が聞かれ、交流の成果がみられた。

(2) NOVY体操を教えていただいたことで、体育科の指導のバリエションが増えた。来年度意向の体力テスト等で運動の能力の向上が見られることを期待したい。

*資料<当日の様子>

   

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

オリンピアンの日程調整が難しいが、運動への意欲を高める上でとても効果的な取組であり、来年度以降も継続していきたい。

(京都府合同)井手町立井手小学校・多賀小学校・泉ヶ丘中学校(知恵袋・パラ)

(京都府合同)井手町立井手小学校・多賀小学校・泉ヶ丘中学校(知恵袋・パラ)

【目的・ねらい】

オリンピック・パラリンピックの価値
友情(  ) 卓越( ○ ) 尊重( ○ ) 勇気( ○ ) 決断力(  ) 平等( ○ ) 鼓舞( ○ )

オリンピック・パラリンピックに関する掲示物を通じて、スポーツへの関心を高め、自ら進んでスポーツに親しみ、主体的に取り組む意識を育てるとともに、障害者スポーツの理解へつなげる。

【実践内容等】

1 オリ・パラ知恵袋
オリンピック・パラリンピックの資料や情報を共有するための掲示板を設置。


メダルの種類と成分


オリンピックの変遷とロゴマーク


招致活動とパラ種目


リオ出場選手・開催国


世界の国々について


東京オリンピックの様子

2 パラリンピック種目との出会い
(1) 掲示板の活用


パラリンピック発祥の歴史・競技種目

(2) 体育科等でのパラリンピック種目体験
ア ボッチャの体験
学校や教育委員会・町スポーツ推進委員等で南山城支援学校での講習会に参加した。京都府立心身障害者福祉センターからボッチャの道具を借用し、1月末より体験授業を実施した。

イ シッティングバレーボールの体験プレルボール用ネットを利用し、体育の導入等でシッティングバレーボールを体験させた。
2月・3月も実施予定

ウ ブラインドサッカーの体験
2月・3月で実施予定

(実践上の工夫点、留意点等)
(1)オリ・パラ知恵袋
ア 掲示板でみえる化を図り情報共有を図った。
イ クイズも取り入れ、興味関心を高めた。

(2)パラリンピック種目との出会い
ア 教材の準備や購入の関係で、年間指導計画を入れ替えながら、年度内で体験できるように工夫した。

(成果)
(1) オリンピック・パラリンピックの歴史についての学びを深めることができた。

(2) 掲示することで、オリンピック・パラリンピックについての興味関心を高めることができた。

(3) パラリンピック種目は、実際に経験することで、認知や関心がより高まった。来年度以降、様々な人々との交流に発展させていきたい。

(4) ボッチャの道具を京都府立心身障害者福祉センターからお借りすることができた。他のパラリンピック種目・障がい者スポーツについても、交流の拠点としても期待でき、来年度以降、充実させていきたい。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

掲示物の内容を工夫することで、児童の興味関心を高めることができたが、より効果的な物にするために、オリンピック・パラリンピックの各種目のルール・道具等についても掲示し、学級指導・体育指導とリンクさせていく必要がある。
また、オリパラ教育の視点を踏まえた体育科の年間指導計画を作成する必要がある。

(京都府)大山崎町立大山崎中学校

(京都府)大山崎町立大山崎中学校

【目的・ねらい】

オリンピック・パラリンピックの価値
友情( ○ ) 卓越( ○ ) 尊重( ○ ) 勇気( ○ ) 決断力(  ) 平等(  ) 鼓舞(  )

パラリンピアンの講演を通して、努力することの大切さを学び、そしてそこから得られる自己肯定感を醸成するとともに、生徒のスポーツへの関心を高め、幅広い分野のスポーツ振興につなげる。

【実践内容等】

1 福祉体験学習(第1学年)において、「福祉とは」等について学んだ後、大山崎町内の公共施設に設置してあるバリアフリー設備をフィールドワークを行い調査する。また、車椅子体験等を通して障害や福祉について考える。(10~12月)

2 職場体験学習(第2学年)において、福祉施設で体験学習を行い、福祉の実際について学ぶ。(11月)

3 車椅子バスケットボールの歴史や競技の概要について学び、土曜活用の時間において講演会を聴く。また、感想文を書く。(2月)

(実践上の工夫点、留意点等)

1 福祉体験学習や職場体験学習で「福祉」に関して得られた知識や経験を多くの生徒が共有化できるように、「新聞づくり」や「まとめづくり」、また発表会を行った。

2 講演会を聴くための事前学習では、資料とワークシートを作成してあらかじめ講師の方の競技やプロフィールが分かるように準備した。講演会の本番では活発に質問することができたが事後学習での「感想文」には良い内容のものがあったので、読んで頂いた講師の感想が生徒にフィードバックすることができればさらに事業の内容が深まって良いと思う。

(成果)

1 福祉体験学習や職場体験学習を通して、「福祉」とはどのようなことか、車椅子に乗ったり押したりするときの苦労や工夫にはどのようなものがあるか、介護施設での仕事の内容にはどのようなものがあるかなどを知ることができ、思いやりの心や気遣いの気持ちを醸成できた。

車椅子を操作するのは簡単だと思っていたけれど、思っていたより怖かった。私で怖いと思うなら障害者の人からするともっと怖いんだろうなと思った。困っている障害者の方がいたら助けてあげようと思った。
<生徒感想文より>

2 パラリンピアンの講演会では、困難に立ち向かう勇気や努力、人間の可能性や夢を持つ大切さ、夢を叶える方法やすばらしさなどを聴き取ることができ、生徒は日々の生活をさらに充実させていこうと考えることができた。

今日のお話を聴いて少しでも勇気を出して頑張ろうと思えるようになりました。毎日ネガティブな発言をしているときがあったけど、岩野さんのおかげで毎日ポジティブな発言をしようと思いました。お話を聴けてよかった!と思いました。車椅子バスケットボールのシュート体験は、見ていてすごく難しそうだなと思いました。
<生徒感想文より>

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

1 実践校になることが分かった時期が11月であったことから、本事業に取りかかる準備期間がほとんどなかった。今後は、本事業にかかる取組を行える関係学年や分掌、教科等において計画的に、また組織的に取り組むことができると良い。

2 講演会等で講師を招聘したり、予算の執行にかかる手続きを進めたりする際には学校だけで取り組むことは困難である。そこで、行政機関との連携は欠かせないため、より円滑な連携を進めていくための仕組みを作ることが必要である。

(京都府)井手町立泉ヶ丘中学校(校内マラソン大会)

(京都府)井手町立泉ヶ丘中学校(校内マラソン大会)

【目的・ねらい】

オリンピック・パラリンピックの価値
友情(○) 卓越( ) 尊重(○) 勇気(○) 決断力( ) 平等( ) 鼓舞( )

1 長距離、持久走を疲れないでラクに速く走るコツを学ぶ。
2 様々な動きを反復しながら、楽しく基礎体力の向上を目指す。

【実践内容等】

1 集合・あいさつ・全体への説明
ゲストティーチャー(比護信子先生)
世界陸上アテネ大会マラソン団体 金メダリスト
東京国際女子マラソン 優勝 等

2 ウォーミングアップ
(1) ライン鬼ごっこ、UFO鬼ごっこ
(2) 動き作り(腕振り・もも上げ)〈ペットボトル、ミニコーン利用〉
(3) コアトレーニング(3種目)

3 5分間走×2(ペア活動)

4 ストレッチ運動

5 まとめ・質疑応答

(実践上の工夫点、留意点等)
・ウォーミングアップやトレーニングの中に遊びの要素を取り入れて、生徒が楽しく運動できるようにする。

・長距離走がただしんどいものにならないように、生徒それぞれに目標を立てさせて、自分のペースや感覚を大切にさせる。

(成果)
・持久走の導入として実施していただいた授業であった。例年ならば意欲に差が見られやすい単元であるが、国際大会レベルの選手に実際に指導していただけることは生徒のモチベーションアップに効果的であった。

・競うのではなく、自分のペースで走らせることで固まって集団で走ることなく、それぞれのペースを意識することができた。

・校内マラソン大会では、それぞれが決めた目標に向かって時間内に全員が完走することができた。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

実際に国際大会レベルの選手から指導が受けられる機会は生徒にとって貴重であると感じた。また、スポーツの素晴らしさや目標に向かって努力することの大切さ、何事にも自信・希望を持って積極的にチャレンジすることの大切さを教えていただき、生徒からも前向きな姿勢が見て取れた。
今回、実施していただいた持久走の授業で、具体的な課題を挙げると、距離に応じた自分のペースを理解することが難しく感じる生徒がいたことである。現場の教員が今回教えていただいたことを継続的に指導していくことで生徒にも浸透していくと思われるが、講師の先生と教員との、その種目の力量差もあり、知識的、感覚的な部分で教員が理解しきれていない点があった。自信を持って生徒に指導するためにも教員自身の研修も必要である。
また、単元が変わったときに今回教えていただいたようなスポーツに取り組む姿勢を継続させることが大切であると感じた。

(京都府)井手町立泉ヶ丘中学校(国際交流)

(京都府)井手町立泉ヶ丘中学校(国際交流)

【目的・ねらい】

オリンピック・パラリンピックの価値
友情( ○ ) 卓越( ○ ) 尊重( ○ ) 勇気( ) 決断力( ) 平等( ) 鼓舞( )

泉ヶ丘中学校国際交流・海外派遣事業を通して、スポーツ・文化についての理解を深めるとともに、おもてなしの心を育成する。

【実践内容等】

1 クリケット、ネットボールでの交流


小学校でもクリケットを実施
(用具は、日本クリケット協会より寄贈)

2 能楽鑑賞会での交流

3 茶道体験を通した交流

4 部活動を通した交流

5 町内小学校との交流

6 町民運動会への参加・交流

(実践上の工夫点、留意点等)
本町の事業である「泉ヶ丘中学校国際交流・海外派遣事業」での姉妹校留学生受け入れ期間を中心に取り組んだ。中学生どうしの交流だけでなく、小学生や地域住民とも交流できるよう意識した。

(成果)
右のグラフからも分かるように、ほとんどの生徒が海外のスポーツや文化に興味を示した。
また、日本の文化の紹介にも意欲的で、おもてなしの心をもって留学生を受け入れることができた。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

オリンピック・パラリンピック教育の視点を明確にし、今後も継続していきたい。