(京都府)府立洛北高等学校

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【目的・ねらい】

オリンピック・パラリンピックの価値
友情( ○ ) 卓越( ○ ) 尊重( ○ ) 勇気( ○ ) 決断力( ○ ) 平等( ○ ) 鼓舞( ○ )

1 5大会連続パラリンピックに出場している鈴木選手から、スポーツを志していた選手が突然足をなくし走高跳で新たに世界を目指すまでの壮絶な人生を講演していただいた。プロとして活躍されている選手に話を聞くことで、義足のアスリートとしての生き方から何かを学び、障がい者との共生、さらにはこれからの人生に活かすことを目的とする。

2 ワールドカップ日本代表として活躍され、社会人ラグビー日本一に輝いた洛北高校卒業生の先輩から、自分の夢をあきらめずにひたむきに努力することの大切さについて講演していただいた。講演会・講習会を通じて、競技に対する意志の強さを持つことで何事も乗り越えていける力を付け、また競技力だけではなく仲間を尊重する気持ちや友情が芽生え、そのことが人生にとってとても大切であるということを理解することが目的である。

【実践内容等】

(実践内容)
1 オリンピアンによる講演会及び講習会
(1)日時 平成28年12月16日(金)13:00~15:45「義足を翼にかえて」
(2)講師 鈴 木  徹 選手(SMBC日興證券 所属・プロアスリート)
5大会連続パラリンピック出場(陸上競技・走高跳 T44下肢切断など)
(3)内容 講演会「義足を翼にかえて」
1年生280名,2年生280名、3年生スポーツ総合専攻40名
講習会「ハンドボール競技のトレーニング方法~ジャンプ力の向上」
男子ハンドボール部対象


自分の義足の脚を見せながら語る鈴木氏


男子ハンドボール部員にジャンプ力を上げる練習方法を自ら動いて解説する鈴木氏

2 トップアスリートによる講演会及び講習会
(1)日時 平成28年12月14日(水) 14:00~15:30
(2)講師  中 村 直 人 氏(株式会社 なおかつ 代表取締役)
本校卒業生・ラグビー日本代表選手・社会人ラグビー優勝
(3)内容 講演会「洛北が創ってくれた私のラグビースピリッツ」
スポーツ総合専攻1,2,3年生120名
講習会「ラグビーのトレーニング方法」
本校ラグビー部、京都市立下鴨中学校ラグビー部対象


自分のラグビー人生を熱く語る中村氏


トレーニングにも熱が入る中村氏


講習後参加者全員

(実践上の工夫点、留意点等)
1 2000年からNHK人間ドキュメンタリーで特集された鈴木徹選手のビデオを陸上競技やスポーツの授業で鑑賞してきた。テレビに出演していたその人物から、目の前で生の声をきくことで生徒達の心が動き、講演を通じてスポーツやオリンピックに対して興味関心を持つだけではなく、このような生き方ができる強さは何なのかを感じ取り今後の自分の人生に活かせるものになれば、という期待を持って講演会を開催した。音楽とともに画像や表題を流した中で本人に登場していただくなどのパフォーマンス性のある紹介の仕方から、義足を見せて実際に動いてみるなど、自分の競技をしているところや事故を起こした瞬間の話などビデオを流しながら講演をするなど、生徒達がいつの間にか世界に入り込んでいくような雰囲気の中で講演会が実施できた。
また、ハンドボール部の練習においては持ち前の跳躍力を活かすためのトレーニング方法を熱心に講習していただき、一緒に動きながら生徒達に指導していく中で、本当に義足なのかと思わせる動きに魅了させられる練習ができた。

2 ラグビーを通じて、高校時代から何を考え何を思って人生を歩んできたのかと言うことを、自分自身の経験を中心に講演していただくことで、生徒達も自分たちもできるのではないかと思う一歩を踏み出すきっかけをつかんだ。
その後の講習会においては、地元の中学生も一緒に熱のこもったトレーニングが繰り広げられて、自ずから声が上がる盛り上がりを見せ、大変充実した時間となった。

(成果)
1 講演会の前にビデオを見せた際に、生徒達からたくさん質問が寄せられた。その中の代表的な質問に答えていただくとともに、それ以外にも当日質問が殺到した。
内容としては、「トレーニング方法」に関するもの、「すぐにスポーツに復帰できたのはなぜなのか」「パラリンピックの競技に対すること」など多方面に渡る質問に一つ一つ丁寧に答えていただいた。

2 実業団日本一になったときのトレーニングの方法の話の中でのエピソードで、自分たちのチーム力を上げるために今できることはと考えた時に、ラグビーとは思えないくらいびっくりするくらい走るトレーニングしたと言う話があり、決勝の7点差で迎えたビハインドの際に仲間達から「あれだけ走ったのだからやれる」という声とともに自然にチームの士気がわき上がり、その結果逆転劇を演じるパフォーマンスへとつながったという経験談を講演会で聴かせていただいた。講習会ではその話を受けて、「もっとやれる!」「もっと力を発揮しろ!」「それは全力か!」と中村氏から声をかけられながらトレーニングをしていくことで、生徒達は魔法にかかったかのようにどんどん力を発揮していき、活気的な練習へと発展し充実した時間を過ごした。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

この事業を通じて、オリンピック・パラリンピックを身近なものとして感じ取り、東京オリンピックに自分自身はどのような立場で関わっていくのかと言うことを考えるきっかけになればという思いで講演会や講習会を実施してきた。また、スポーツを通じて地域と連携を取って学校だけではなく地域を活性化していくことができることを学び、将来その立役者となるリーダーの養成、強いてはその地域からタレントを発掘して競技力の向上につながるような企画ができればと考えて、地元の小学生や中学生とも連携して実行している。
課題としては、この事業が10月以降にしか現場に降りてこないため規模的にも内容的にも限られたものしか実施できていない。年度当初から時間をかけて企画運営できれば、より充実した内容のものが実施できるのではないかと思うので、来年度こそ早い段階で申請ができるようにしていただきたい。