(京都府)府立西乙訓高等学校

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【目的・ねらい】

オリンピック・パラリンピックの価値
友情( ○ ) 卓越(  ) 尊重( ○ ) 勇気( ○ ) 決断力( ○ ) 平等( ○ ) 鼓舞( ○ )

国際交流や伝統や文化の発信・紹介、世界的に有名なスピーチ原稿の暗唱などを通じて、自らの視野を広げ、多様性への理解を深める。また高いコミュニケーション能力を育成する。
オリンピック・パラリンピックを、直接・間接に支える人材を育てる。特に、海外からの参加選手や観光で日本を訪れる方々に、おもてなしの心を持って接することのできる人材の育成を目指す。
パラリンピック競技を体験することにより、当たり前にできると思っていることでも人によっては大変なことであることを知り、何気ない日常においても、周囲に対する気配りができるような人を育てる。

【実践内容等】

1 国際教育に重点を置いた取組み
(1) 国際交流活動の実施
ア 国際交流プログラム学習会
第1学年生徒を米国へ派遣するプログラムを実施している。
その事前学習として、約半年間の英会話・異文化学習会を実施している。
(ア) アーリントン短期留学プログラム事前学習会について
長岡京市立中学校と連携し、企画・運営及び学習会を行っている。
(イ) シャコピー高校短期留学プログラム事前学習会について
本校で立ち上げたもので、米国出身のセルマ・アブドゥルハイ氏を外部指導員として招いて学習会を行っている。(1月末時点で11回)

イ 米国シルバー・クリーク高の生徒とSchoologyを利用したWebによる交流
Kizuna Across Culturesが企画・運営するGlobal Classmatesという取組みの中で、SchoologyというSNSを利用して、米国のパートナー校の生徒と自分自身のことや意見の交流などを行った。

ウ タイ王国訪日団文化交流について
第2学年の生徒が授業において、歓迎会や互いの文化の交流などを行った。

エ 国際協力講演について
青年海外協力隊に看護師として参加された方の講演を聞いた。2年次の海外研修旅行の事前学習としても位置付けている。

(2) 英語教育活動の取組みについて
本校では、英語の授業において様々な表現活動に取り組んだ。
ア レシテーションコンテストについて
第1学年生徒全員を対象に、「覚えて、声に出す」だけでなく、聴衆に訴えかけるように伝えるスピーチの仕方を身に付けることを目的とし、講座ごとに異なる世界的に有名なスピーチの原稿を暗唱させる取組みである。

2 スポーツを通した取組み
(1) 体育の授業において、視覚障害種目を体験する。
ブラインドサッカー、ゴールボールの2種目を体験

(実践上の工夫点、留意点等)
1 国際教育に重点を置いた取組み
(1) 国際交流活動の実施
ア 国際交流プログラム学習会
(ア) アーリントン短期留学プログラム事前学習会について
中学校の生徒と一緒に行っているため、学習会の内容が難しすぎず、また易しすぎないものにするよう、指導するALTとも相談を重ねている。
(イ) シャコピー高校短期留学プログラム事前学習会について
高校生だけの参加になり、現地での滞在中はほぼ一人で学校生活を送ることなどを考慮し、すこしレベルの高いことを求める学習会としている。

イ 米国シルバー・クリーク高の生徒とSchoologyを利用したWebによる交流について
この取組みを、「英語を使用する動機づけ」と位置付け、毎週活発な議論が行われるよう工夫した。

ウ タイ王国訪日団文化交流について
異文化や多様性への理解深めるという視点で、新しい文化に触れる機会とした。

エ 国際協力講演について
国際協力、国際貢献という国際社会への関わり方に対して視野を広げるという視点での話をしていただいた。

(2) 英語教育活動の取組みについて
ア レシテーションコンテストについて
単になる「暗唱」にとどまることのないように、スピーチの仕方について評価基準を明らかにし、どのようなスピーチにするか生徒自身に考えさせながら発表をさせた。

2 スポーツを通した取組み
(1) 体育の授業において、視覚障害種目を体験する。
どちらの種目もボールに埋め込まれた「音源」を頼りにプレーするので、ボールの音、見方の声に注意を払わせる。接触時の注意を行う。

(成果)
国際教育や英語教育に関するアンケートは年度末に行う予定。
今年度だけでなく、数年前から重点を置いている国際教育や英語教育に対しては、生徒らの意識は高まっていると思われる。
視覚障害種目を経験し、いままで目に頼っていたのが使えなくなるだけで、これまで注意を払っていなかったさまざまなことを感じることができた。相手へ多面的なの配慮が必要であることに気づけた。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

トップアスリートの方と直接交流を持つことで競技への興味関心と理解がされると思うが、現在の学校行事の中で日程調整が難しい。
障がい者疑似体験をする上で必要となってくる施設や設備面(車いす等の用具)も無い中では障がい者の方の苦労が伝えづらい。授業中のみにとどまらず、日常での補足も必要である。各種競技について、学校で紹介できるものを整理し、文化祭等で紹介できる体制を作りたい。