(宮城県)石巻市立渡波中学校

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【目的・ねらい】

オリンピック・パラリンピック教育を通して,オリンピック・パラリンピックの意義や価値を学習すると共に,おもてなしの心を育む。
地域や復興マラソン大会での主体的な参加と取組を通して,体力や精神力,ボランティア精神の育成・向上を目指すとともに,将来の地域復興を支える生徒を育成する。

【実践内容等】

(1)隣接する小学校の運動会ボランティア活動
ねらい:ボランティア精神の育成・向上を目指すとともに,将来の地域復興を支える生徒を育成する。
期日:平成28年5月14日(日),21日(日)
場所:石巻市立渡波小学校,石巻市立稲井小学校
対象生徒:陸上競技部(20名),生徒会執行部員(4名),総合文化部(15名)運動部(70名)

内容詳細
① 運動会運営係補助,校庭整備
② 陸上競技部リレー披露
③ 運動会メッセージパネル作成


(運動会補助)


(小学校の先生方と打ち合わせ)


(小学校の校庭整備)

(2)石巻復興マラソン大会参加
ねらい:主体的な参加と取組を通して,体力や精神力,ボランティア精神の育成・向上を目指す。また,地域復興を支える生徒を育成する。
期日:平成28年11月6日(日)
場所:石巻専修大学周辺コース
対象生徒:全校生徒(319名)
内容詳細
① 大会を盛り上げるために,「石巻の復興」,「東京オリンピック・パラリンピック開催」を願うメッセージゼッケンを全校生徒が書き,身に付けて参加した。
② ボランティアとして,参加者の荷物の管理係を担当し,大会運営補助を行った。
③ 横断幕を制作し,掲げながら選手を応援した。


(生徒一人一人想いを込めてメッセージをゼッケンに描く)


(横断幕を持って応援)

(3)「おもてなし講座」講演会
ねらい:異文化理解やマナー向上の一助とするとともに,2020年東京大会に向けた機運醸成を図る。
期日:平成28年12月1日(木)
場所:石巻市立稲井中学校体育館
対象生徒:全校生徒(319名)
講演者:江上いずみ 氏 (筑波大学客員教授)
演題「おもてなしの心と異文化理解
~2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて~」


(生徒の近くで分かりやすく講演していただいた)


(講演を受けて,生徒の振り返り作文)

(4)「稲井小感謝の会」
ねらい:ボランティア精神の育成・向上を目指す
期日:平成29年3月1日(水)朝
場所:稲井小学校体育館
対象生徒:総合文化部(17名)
① 横断幕の制作と贈呈

(実施上の工夫点,留意点)
(1)生徒が主体的に活動できるように,隣接する小学校と事前の打ち合わせを繰り返し行い,生徒が活動内容を把握できるようにした。また,校庭整備では,部活動のリーダーを中心に,役割分担をして,自主的な活動につながるようにした。

(2)マラソン大会の趣旨に沿うように,全校生徒に「復興を願う」,「今までの支援に感謝」,「オリンピック・パラリンピックの聖火ランナーを!」など想いを込めたメッセージゼッケンを制作して,それを身につけて走り,メッセージを応援の方々に伝えることができるようにした。諸事情により走ることができない生徒は,横断幕をもって応援や選手の荷物を管理する運営の補助を行うようにした。

(成果)
活動を終えて,ねらいにせまる活動ができた。

(ボランティア活動)
行事などにおいて,リーダー中心に生徒主体の活動が見られた。生徒会をはじめとする生徒が自分たちで計画を立てて活動していた。

(石巻復興マラソン大会参加)
石巻復興マラソン大会に参加では,地域復興への関わり意識をもつことにつながった。また,全員で参加したことにより,互いに励ましあい,競い合いながら走ることに楽しさを実感し,体力向上や健康増進のきっかけ作りとなった。ボランティアとして参加した生徒も,大会に関わっていたことを楽しむことができた。

(おもてなし講座)
おもてなし講座では,生徒たちが,日頃気をつければできる身近なことを意識して生活するようになった。3年生であれば受験を目前としており,身だしなみ,表情や姿勢,あいさつの仕方などすぐに意識して取り組み、面接練習に置いても生かされた。
東京オリンピックやパラリンピックへの興味関心が高まり,ボランティアなど様々な形で参加しようとする意欲が見られました。

(稲井小感謝の会)
横断幕に感謝の気持ちを込めて制作できた。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

・志教育につながるような横断的な教育課程の編成が必要である。