(福岡県)水巻町立水巻南中学校

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【目的・ねらい】

○ オリンピアンのプレーを見たり、一緒にプレーしたりすることで、一流プレーヤーの技術に触れたり、バレーボールの楽しさやチームプレーの楽しさを学ぶ。

○ オリンピアンになるまでの努力やその競技を通して学んだことを講義してもらうことで、努力やあきらめないことの大切さに気付き、これからの学校生活の中で生かす。

【実践内容等】

○ 「オリンピアンから学ぶバレーボール~山本隆弘先生から学ぶ~」
12月7日(水) 3,4校時実施 3年生男女97名参加
1 講師紹介
2 山本先生からのスパイクをレシーブする体験
3 バレーボール実技指導
① ウォーミングアップ(対人パス)
② オーバーハンドパス、アンダーハンドパス指導(1列パス)

③ パスを生かしたグループ練習・グループ対抗ゲーム
グループ対抗で円陣パスを20回続けられるか、どこが速くできるかを競うゲーム
・10人程度のグルーピングをし、そのグループで円陣パスを練習する。20回続けるための工夫を各グループで話し合いながら練習する。

④ スパイク練習(1列)

⑤ 各クラスと山本先生チームでゲーム
選抜メンバー10人程度と山本先生、教員4人でのゲーム

4 山本先生からの話
5 記念写真撮影

(実践上の工夫点、留意点等)
○ 短い時間でも、山本先生と一緒に、全員が体験できるように、ボール数をたくさん準備した。

○ 単元の終末に、この特別授業を設定することで、よりバレーボールに対する意欲が向上できるようにした。

(成果)
【生徒の感想より】
○ 先生の話の中で、「やめなくてよかったと思う」と言われていたことにすごく共感でき、心に響きました。今から挑戦すべきだと感じました。

○ オーバーハンドパスでボールが天井まで届くのを見たことが、すごく印象に残った。試合の時、ブロックの空いている所にアタックを打っていたので、僕たちがやっていたバレーボールと全然レベルが違うと思った。

○ とても身長が高くてびっくりした。スパイクやサーブの球がすごく速かった。

○ ジャンプサーブが間近で見れたのでうれしかった。

○ 山本先生のスパイクをブロックに跳び、ボールが指をかすっただけで指が痛かった。

○ 山本先生と試合をした時、空中の一瞬の間でコースを変えているのを感じて、すごいなあと思った。

○ 体つきも一般の人と全く違っていて、生で見るとそういうところも発見することができたので、とてもよい経験できた。

○ 私たちの体験したことのないオリンピックのことを学べるとてもよい機会でした。

○ オリンピック日本代表の選手にバレーボールを教えていただき、ともて光栄でした。

○ バレーボールはチーム全員が協力して成り立つスポーツで、一人一人が助け合っていくということがとても大切だと改めて理解することができた。

○ 苦労した方や目標を達成した人から話を聞くことができたのでよかった。とても説得力があった。

○ 改めてバレーボールが楽しくなった。

○ また、オリンピック選手の話などを聞いてみたいです。オリンピックに興味がわいた。

○ 自分もスポーツをしているので教えてもらったことを生かしていけたらいいなと思います。

○ 夢を持つことの大切さを学ぶことができたことがよかったです。

(まとめ)
生徒もテレビでみたことがある有名なオリンピック選手から指導していただけたことが生徒にとってインパクトが大きく、また、選手のプレーを見たり、ボールを受けたり、試合をしたりすることで、アスリートのパフォーマンスのすごさを体験することができた。そして、オリンピックに出場するまでの努力や苦労、出場はかなわなかったけれど、次のオリンピックに出場するために頑張ってきたことなどの話を聞くことで、これから受験を控えている生徒にとって、とても励みになったようである。
また、ある程度バレーボールの技能が身に付いている学年で授業を行ったので、自分と先生のプレーを比較したり、自分のプレーの改善点を考えたりすることができていた。

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

○ 実技を伴う授業形態が生徒にとってプラスの効果があった。今回はとてもよい体験をすることができた。しかし、オリンピアンの方との日程を含む調整は、自治体や民間企業の援助なくては難しく、一教員が学校業務と並行して行えるものではない。また、オリンピアンの方の都合もあるので、授業としての計画が立てにくい。

○ 首都圏の学校と地方の学校では、オリンピック教育に関連する情報量が違うと思う。学校の近隣にある施設も設備も違う。地方の学校ではオリンピックを身近に感じることが難しい。また、オリンピック教育を啓発することがとても難しいと感じている。