【実践事例】八千代町立西豊田小学校(茨城県)
【実践事例】八千代町立西豊田小学校(茨城県)
2020年11月6日(金)に八千代町立西豊田小学校(茨城県)においてオリンピック・パラリンピック教育の実践が行われました。詳細につきましては、以下の内容をご覧ください。
PDF版はこちら → 20201106 八千代町立西豊田小学校(茨城県)
1.視察日時 令和2年11月6日(金) 10:00 〜 10:45/11:00 〜 11:45
2.学校(推進校)名 八千代町立西豊田小学校(茨城県)(〒300-3534 茨城県結城郡八千代町大字太田365)
3.対象 第3、4学年 73名/第5、6学年 83名
4.実施場所 西豊田小学校 体育館
5.テーマ 「自分の可能性を信じて」
講師:小池 岳太 氏(パラ・アルペンスキー/パラサイクリング)
2006年トリノパラリンピックより4大会連続出場
6.実施目的
・パラリンピアンからスポーツを楽しむ心についての話を直接聞くことで、スポーツが心と体を強くする素晴らしいものであることを学ぶ。
・パラ・スポーツに興味をもち、様々な人がスポーツを楽しんでいる事実にふれ、自らもスポーツを楽しもうとする意識を高める。
7.実践内容
・講師入場
・教頭先生のお話
・講師紹介(担当教諭)
・講演「自分の可能性を信じて」
ー 自己紹介
ー 競技や日頃のトレーニングの紹介(映像)
ー 生い立ちと競技との出会い
ー 日常生活における工夫について(実演)
ー 諦めずに競技を続ける理由
ー (後半のみ)パラリンピックについて
・お礼の言葉
・講師との交流および展示品の見学
8.詳細
講演では、生い立ちや自身の障がい、映像を用いて競技や日頃のトレーニング、パラリンピックの出場経験について説明がなされた。Jリーガーを目指してサッカーに取り組んでいた大学時代に事故に遭い左腕が麻痺してしまったことや、パラリンピック出場までの道のりについて紹介された。また、片手のみでのペットボトルの開け方や靴紐の結び方、サッカーボールをキャッチの仕方などについて実演を含めながら説明がなされた。それを踏まえた上で、「できないと思うことも工夫をすればできる」と子どもたちに伝えられた。さらに、パラリンピックの創設者であるグットマン博士の言葉である「失われたものを数えるな、残されたものを最大限活かせ」を紹介し、コロナ禍においても今できることを一生懸命頑張ることの大切さの説明がなされた。最後に、小池氏から2022年北京パラリンピックに向けて、自身の可能性を信じて、周りで支えてくれている人たちのためにも最後まで挑戦していきたいと決意が語られた。
また、講演中には小池氏が実践しているストレッチなどを体験したり、講演後には小池氏と児童が交流したり、体育館内に展示された小池氏が使用している自転車やスキー板を見学したりする時間が設けられた。