福岡県地域ワークショップ

福岡県地域ワークショップ

 2020年2月19日(水)に福岡リーセントホテルにおいて、福岡県地域ワークショップ(令和元年度オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業推進校ワークショップ)が開催されました。詳細につきましては、以下の内容をご覧下さい。
 PDF版はこちら → 20200219 福岡県地域ワークショップ報告書

日  時:令和2年2月19日(水) 14時00分~16時30分
場  所:福岡リーセントホテル 2階クリスタルルーム
     〒812-0053 福岡県福岡市東区箱崎2-52-1
参加者数:36名

【概要】
14:00〜 開会行事
14:10〜 福岡県におけるオリンピック・パラリンピック教育実践事例紹介
                福岡県教育庁教育振興部体育スポーツ健康課指導主事 村山 直樹
14:40〜 全国におけるオリンピック・パラリンピック教育実践事例紹介
                                筑波大学体育系教授 真田 久
                 (休憩15分)
15:25〜 各学校における実践内容のグループ交流・交流内容の報告
16:25〜 諸連絡
16:30〜 閉会行事

【内容詳細】
・福岡県におけるオリンピック・パラリンピック教育実践事例紹介
 福岡県教育庁教育振興部体育スポーツ健康課指導主事村山氏より、今年度の県内における各推進校の実践概要が報告された。オリンピアン/パラリンアン講演、障害者スポーツ体験(I’mPOSSIBLEを活用した事前学習)、国際車いすバスケットボール大会観戦、近隣の高校・特別支援学校によるボッチャ交流などの事例が紹介され、主な成果としてオリンピック・パラリンピックへの関心の高まりや、それを通した郷土文化・国際理解、共生社会の実現に向けた価値観が養われたと報告された。また、今後の展開に向けて、東京2020大会の本番で生れるアスリートの逸話の教材化という視点が示された。
・全国におけるオリンピック・パラリンピック教育実践事例紹介
 筑波大学体育系教授真田氏より、本事業の経緯と今後の方針に関して、特に福岡県では2020年5月12日(火)~13日(水)に実施されるオリンピック聖火リレーの各推進校等における展開について情報提供を行った。東京2020組織委員会の特設サイト:Tokyo 2020 for kidsに掲載された学習指導案、教材、実践例などを取り上げて説明した。また、今年度の他の地域拠点におけるオリンピック・パラリンピック教育の実践例について、島根県の美都中学校、群馬県の沼田南中学校等における特徴的な取り組みを紹介した。
・各学校における実践内容のグループ交流・交流内容の報告
 推進校(20校)を校種別に4~5名×6グループに分けて、今年度の実践報告と質疑・応答、また次年度以降の実践に向けたディスカッションが行われた。特に、1) 高価な教材・用具の学校間共有の推進、2) オリンピック・パラリンピック本番の機会を生かした道徳教材の開発、3) 選手に限らない学区・地域における人材発掘(外部講師招へい)の必要性が確認された。これらを受けて村山氏は、大会本番の機会を最大限に活用すること、そして大会後の継続の必要性を再確認し、本ワークショップを総括した。