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平成30年1月21日(日)全国フォーラム開催のお知らせ

平成30年1月21日(日)全国フォーラム開催のお知らせ

筑波大学オリンピック教育プラットフォーム(CORE)では、スポーツ庁委託事業「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」の推進にあたり、下記の全国フォーラムを開催いたします。

平成29年度 スポーツ庁委託事業
「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」全国フォーラム
東北から盛り上げよう!みんなのオリンピック・パラリンピック

1.趣 旨
・ 2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会に向けて、宮城県を中心に東北地方から盛り上げる。
・ オリンピアン・パラリンピアンの講演やスポーツ体験を通して、オリンピック・パラリンピックを身近に感じる機会とする。

2.主催団体
国立大学法人筑波大学

3.期 日 平成30年1月21日(日)13:00~17:00
4.場 所 ホテルメルパルク仙台
〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡5-6-51
5.入場無料 お申し込みはこちら
※定員に達した場合は、メールもしくは電話にてお断りさせていただきますこと予めご了承下さい。
※取得した個人情報は、本事業の目的以外には使用致しません。
6.プログラム
13:00〜 開会行事
13:10〜  宮城県オリンピック・パラリンピック教育推進実践報告
13:40〜  オリンピアン・パラリンピアン講演会
(休憩・配置換え:20分)
15:00〜  フェンシング・ボッチャ体験会
16:50〜  閉会行事

「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」推進校教員セミナー(事前研修会)実施報告

「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」推進校教員セミナー(事前研修会)実施報告

平成29年度スポーツ庁委託事業「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」の一環として、各地域拠点における推進校教員セミナー(事前研修会)への支援を行いました。
開催スケジュールは以下の通りです。

〇宮城県オリンピック・パラリンピック教育推進校セミナー
日時:8月22日
場所:自治会館
参加:41名(推進校担当者26名、自治体関係者15名)
概要:①本事業全体概要説明、②「I’m POSSIBLE」概要説明、③前年度推進校による実践例紹介、④事務手続き等の説明
〇福島県オリンピック・パラリンピック教育推進校セミナー
日時:8月17日
場所:福島テルサ
参加:14名(推進校担当者10名、市オリパラ推進室4名)
概要:①本事業全体概要説明、②「I’m POSSIBLE」概要説明、③事務手続き等の説明、④グループ討議(実践アイデア等)
〇茨城県オリンピック・パラリンピック教育推進校セミナー
日時:7月19日
場所:茨城県庁
参加:71名(推進校担当者48名、市町村教委23名)
概要:①本事業全体概要説明、②「I’m POSSIBLE」紹介、③事務手続き等の説明
〇京都府オリンピック・パラリンピック教育推進校セミナー
日時:7月11日
場所:御所西京都平安ホテル
参加:59名(推進校担当者45名、府教委6名、市町村教委3名、教育局5名)
概要:①本事業全体概要説明、②「I’m POSSIBLE」概要説明、③前年度推進校による実践例紹介、④事務手続き等の説明
〇京都市オリンピック・パラリンピック教育推進校セミナー
日時:7月21日
場所:京都市総合教育センター
参加:20名(推進校担当者16名、市教委4名)
概要:①本事業全体概要・事例説明、②事務手続き等の説明
〇福岡県オリンピック・パラリンピック教育推進校セミナー
日時:5月29日
場所:カンファレンスASC(アスク)
参加:35名(推進校担当者32名、県教委3名)
概要: ①本事業全体概要説明、②前年度推進校による実践例紹介、③事務手続き等の説明
〇北九州市オリンピック・パラリンピック教育推進校セミナー
日時:10月11日
場所:小倉北区役所
参加:38名(推進校担当者、北九州市教育委員会関係者)
概要:①本事業全体概要説明、②「I’m POSSIBLE」概要説明、③事務手続き等の説明、④グループ討議(実践アイデア等)

各セミナーでは、各地域拠点の推進校教員を対象に、大学から本事業概要の説明や「オリンピック・パラリンピック教育」の理論と実践、国際オリンピック委員会(IOC)発行教材の使用方法などを紹介しました。また、推進校教員と大学関係者によるグループワークを通して、各推進校における実践のアイデアを検討しました。セミナー後、各地域拠点では、地域の特色を活かしたオリンピック・パラリンピック教育が展開されていきます。

「オリンピック教育」vol.5 2016年4月〜2017年3月

「オリンピック教育」vol.5 2016年4月〜2017年3月

この度、年次ジャーナル「オリンピック教育」vol.5を発行いたしました。
昨年度の活動・事業報告や、オリンピック教育に関する論考を掲載しております。
全文は、下記よりダウンロードできますので、ぜひご覧ください。

「オリンピック教育」vol.5 2016年4月〜2017年3月

平成29年度スポーツ庁委託事業「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」全国セミナー実施報告

平成29年度スポーツ庁委託事業「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」全国セミナー実施報告

平成29年度スポーツ庁委託事業「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」において、本学および日本体育大学、早稲田大学主催の「全国セミナー」を開催しました。

第1回全国セミナー(5月8日(月):筑波大学東京キャンパス文京校舎119)
開催要項(第1回)
第2回全国セミナー(7月6日(木):筑波大学東京キャンパス文京校舎120)
開催要項(第2回)

本セミナーは、平成29年度スポーツ庁委託事業「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」の開始に際する、地域拠点(各教育委員会のコーディネーター(担当指導主事等)を対象とした事業説明会にあたるものです。

各大学から、本事業の概要説明やオリンピック・パラリンピック教育に関する具体的な実践例・教材の紹介を行うとともに、後半には担当大学・地域拠点別の個別打ち合わせを実施しました。

第1回なないろスポーツフェスタ

第1回なないろスポーツフェスタ

7月2日(日)、つくば市洞峰公園にて第1回なないろスポーツフェスタが開催されました。なないろスポーツフェスタとは、筑波大学体育系が主催するスポーツの持つ7つの価値を共有する「スポーツと教育」のイベントです。今回は、「なないろ耐久リレー」「なないろ駅伝」「なないろファミリーラン」「教育プログラム」の4つのプログラムが開催されました。
COREでは、「教育プログラム」の一環として「古代オリンピックを体験しよう!」をテーマとして、オリンピックの価値(尊敬・友情・卓越性)を子供たちに伝えるプログラムを実施しました。
このプログラムでは、まずオリンピックの価値(尊敬・友情・卓越性)を交えながら近代オリンピックの意義や古代オリンピックの歴史について講義をしました。その後、スタート装置ヒュスプレクスを使用したスタディオン走と錘を使用した立ち幅跳びを行い、古代オリンピックの体験を実施しました。このプログラムを通して、子供たちは古代オリンピックを体験しながら、オリンピックの価値について学ぶことができました。
今後もこのような活動を通じて、子供たちにオリンピックやパラリンピックの価値を伝えていきたいと思います。

平成29年度スポーツ庁委託事業「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」の受託について

平成29年度スポーツ庁委託事業「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」の受託について

筑波大学オリンピック教育プラットフォーム(CORE)では、平成29年度スポーツ庁委託事業「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」の全国中核拠点(Aタイプ)として、全国のオリンピック・パラリンピック教育を推進しています。

1.事業趣旨
2020年に向けて、オリンピック・パラリンピックへの国民の関心を高め、スポーツの価値や効果の再認識を通じ、国際的な視野を持って世界の平和に向けて貢献できる人材を育成するため、全国各地においてオリンピック・パラリンピック教育を推進する。

2.筑波大学(CORE):全国中核拠点(Aタイプ)の主な役割
①オリンピック・パラリンピック教育地域拠点(各地域教育委員会)への支援、参画
②オリンピック・パラリンピック教育全国フォーラムの開催
③オリンピック・パラリンピック教育の効果的な推進方法の検討、参考資料作成

昨年度までの本事業の経緯は、こちらからご覧ください。
(平成28年度)http://core.taiiku.tsukuba.ac.jp/project28
(平成27年度)http://core.taiiku.tsukuba.ac.jp/project
(参考スポーツ庁 事業概要資料)
http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/shingi/010_index/shiryo/attach/__icsFiles/afieldfile/2017/03/08/1382360_001.pdf

スポーツ庁委託事業に関する特設サイトの開設について(New)

スポーツ庁委託事業に関する特設サイトの開設について(New)

平成28年度、筑波大学はスポーツ庁よりオリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業を受託し、2020年の東京大会を契機としたわが国におけるオリンピック・パラリンピック・ムーブメントの普及を推進しています。平成28(2016)年度は、COREを拠点に宮城県・茨城県・京都府・福岡県の各教育委員会と連携し、全国の学校や地域における「オリンピック・パラリンピック教育」を展開しました。各府県における事業展開については、特設サイト(http://core.taiiku.tsukuba.ac.jp/projecttop)にて報告させていただきます。本事業の成果が広く参照され、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた各施策にとって有意義な知見となることを期待します。

(茨城県)境町立長田小学校

(茨城県)境町立長田小学校

【目的・ねらい】

アルゼンチン大使館やアルゼンチン協会の方々との交流を通して,アルゼンチンの文化・伝統・言語等への理解を深めるとともに,外国人の人々と意欲的に交流しようとする態度を育てる。

【実践内容等】

1 アルゼンチン国際交流派遣事業
今年初めての事業である。学校独自ではなく,境町教育委員会が主催し実施された。代表児童として5年生3名,6年生3名が参加をした。
○目 的 ・アルゼンチンの小学校を訪問し,現地の小学生と交流することを通して,日本の文化を伝え,長田小とアルゼンチンとの80年以上続く長い交流を歴史に紹介する。
・アルゼンチンの文化に直接触れ,感じることで,アルゼンチンの歴史を理解する。
○期 日  平成28年10月6日(木)~10月15日(土)
○内 容
・エスコバル日本語学校での交流会
・小池ウンベルトさん宅(茨城県人会長)での歓迎会
・ブエノスアイレス市役所訪問・市内観光
・アルゼンチンのテレビ局への出演
・JAPON小学校訪問
・日亜学院との交流
・「アルゼンチンの日の集い」での報告(発表)
・茨城県知事や境町長への表敬訪問

   
小学校訪問の様子       テレビ出演の様子

2 アルゼンチンの日の集い
今年度で28回目を迎える「アルゼンチンの日の集い」だが,昨年度より文化祭である「長田フェスティバル」と組み合わせて行っている。アルゼンチン大使や公使をはじめ,多くのアルゼンチン大使館関係者が来校した。
○目 的 ・アルゼンチン大使館の方々との交流を通して,アルゼンチンの文化・伝統・言語等への理解を深めるとともに,外国の人々と意欲的に交流しようとする態度を育てる。
○期 日  平成28年10月28日(金)
○内 容  午前・・・体育館にて「アルゼンチンの日の集い」
・アルゼンチン大使や来賓の方々のお話
・プレゼント贈呈(大使からもプレゼントがあった)
・歌の贈り物と全校合唱
・派遣事業の報告会 等々
給食・・・大使や参加者と4年生による交流給食
午後・・・各教室で「長田フェスティバル」
・各教室での催し物に大使も参加して児童と一緒に遊ぶ。


大使入場の様子                大使からのプレゼント            交流給食の様子

3 日本アルゼンチン交流サッカー大会
日亜協会主催で2年に1回行われる大会である。アルゼンチン大使館や日本アルゼンチン協会と関わりのサッカーチームが参加をし,低学年の部,高学年の部,大人の部が行われる。
○目 的  アルゼンチン交流の一環として,日本アルゼンチン協会と連携したサッカー大会を開催し,スポーツ(サッカー)を楽しむとともに,アルゼンチン大使館等との交流を深める。
○期 日  平成28年11月26日(土)
○場 所  三菱養和サッカー場(東京都巣鴨)
○内 容  長田小学校,BOCAジュニアズ,オースティンSSの3チームが参加し,それぞれ低学年の部,高学年の部,大人の部にわかれ,リーグ戦方式で行われた。
長田小では,2年前より長田小単独のサッカー少年団が無くなったため,児童と保護者に希望をとっての参加となった。アルゼンチン大使等も応援にみえ,楽しい交流会ができた。

【大使から頂いたアルゼンチンのユニフォームを着て試合に臨んだ長田小の児童】

4 アルゼンチン大使館への訪問
6学年の社会科校外学習として,毎年訪問している。施設の説明を受けたり手作りの郷土料理を試食したりして,交流を深めている。
○期 日  平成29年1月31日(火)
○場 所  アルゼンチン共和国大使館(東京都港区元麻布)

大使から説明を受けている様子               郷土料理のエンパナーダ

5 日亜学院生との交流会
国際交流基金の事業「教育旅行」で来日した日亜学院中等部4・5年生20名が,本校を訪問し,児童達との交流を深めた。
○期 日  平成29年2月10日(金)
○内 容
・体育館での交流会(4校時)
①長田小児童から「歓迎のことば」「アルゼンチンの歌を全員で合唱」
②「鼓笛による校歌演奏と合唱」「児童や町からのプレゼント」
③日亜学院生から「アルゼンチンの紹介」「歌やダンスの贈り物」
・交流給食
日亜学院生が各クラスに2名ずつ入り,一緒に給食を食べる
・一緒に遊ぼう
ロングの昼休みを利用して,各教室や体育館,校庭で給食を食べた日亜学院生と一緒に遊ぶ

一緒にダンス                一緒に給食               一緒に遊ぶ

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

「アルゼンチン大使を招いての長田フェスティバル」や「日亜交流サッカー大会」,「アルゼンチン大使館訪問」は,今後も継続して行われていく。一国の大使が一小学校と交流を続けていることは,特例的なことで,これからもこれらの行事を大切にしていきながら,異文化理解や国際教育の促進をしていくとともに,オリンピック・パラリンピック教育の実践を広げていきたい。

(茨城県)笠間市立笠間小学校

(茨城県)笠間市立笠間小学校

 

【目的・ねらい】

パラリンピックを知り,体験することを通してスポーツの楽しさを味わうとともに障害者スポーツへの関心を高める。

【実践内容等】

1 実践内容

(1) テーマ
「車いすバスケットボール」から学ぶ~講話および,プレー観戦・体験活動を通して~

(2) 実施日   平成28年12月2日(金)午後1時35分~午後2時45分

(3) 内容
笠間市内で活動をしている車いすバスケットボールチーム「T-ROCKETS(ロケッツ)」の方々を講師として,車いすバスケットボールの実演を見たり,競技を実際に体験したりする活動を行った。

(4) 成果
ア 車いすバスケットボールの選手に対して,質問形式の講演会を実施したことで,スポーツの楽しさや障害者スポーツを理解することができた。

イ 車いすバスケットボール選手の実演では,車いすのぶつかり合う迫力あるプレーやパス,ドリブルの正確な技能を見学することで,車いすバスケットボールの特性や技能向上のためには努力することが大切であることを学んだ。

ウ 希望者を対象とした車いすバスケットボールの体験活動では,車いすを使いながらドリブルやパス,シュート練習を継続することでより良い結果が得られることを学ぶことができた。

シュートが決まった時には,会場内に歓声が上がるなど,障害者スポーツの魅力を感じ取る良い機会となった。

(5) 児童の感想
ア 今日,初めて車いすバスケットボールを見ました。とても迫力のあるプレーに見とれてしまいました。競技用の車いすでプレーすることがわかりました。

イ 講演の中で「スポーツは,楽しく,一生懸命におこなってほしい。」という言葉が印象的でした。

何事も最後まであきらめず,一生懸命に行おうと思いました。

ウ 体験ではシュートがとても難しかったけど,とても楽しかったです。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックを応援したい。

2 事後のアンケート調査結果
車いすバスケットボールの講演,プレーの体験を通しての成果は下記の通りである。

・ オリンピック,パラリンピックについて,

よくわかる時間となりましたか。

大変よかった     85.2%

よかった       12.7%

あまりよくなかった   1.1%

よくなかった      1.0%

・ 2020年に開催される「東京オリンピック,パラリンピック」を応援したいと思いますか。

とてもそう思う    78.3%

そう思う       18.7%

あまり思わない     2.5%

思わない        0.5%

3 活動の様子
(1) 競技者による講演・質問の様子                  (2) 競技者による実演の様子

     

(3) 車いすバスケットボールの体験①            (4) 車いすバスケットボールの体験②

     

 

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

・ オリンピア・パラリンピアを講師とした講演や実技,体験活動を実施する際の依頼方法・手段等について,不慣れのため難しい点があった。

・ 児童数が多い学校においては,講師を依頼し体験活動をする際に体験活動の場所と時間が不足する可能性がある。

・ オリンピック・パラリンピック教育を単元を通して実践する際に,授業時間の確保が難しい。

(茨城県)ひたちなか市立佐野小学校

(茨城県)ひたちなか市立佐野小学校

【目的・ねらい】

オリンピック・パラリンピックに関する知識を身に付け,スポーツの価値を再認識するとともに,障害のある人の生き方や考え方について学び,夢に向かって努力することができる児童の育成を図る。

【実践内容等】

1 教師の願い
○本事業を通して,865名の児童一人一人に,「感動」を与え,「笑顔」にさせ,「思いやりの心」を育ませたい。

児童は,オリンピック・パラリンピックに対し関心をもっているのか?

2 オリンピック・パラリンピックに関するアンケートの実施

○ オリンピックを知っていますか。   (全児童対象:10月15日実施)
知っている  93%     知らない    7%

○ パラリンピックを知っていますか。
知っている  78%     知らない   22%

○ 今年のオリンピック・パラリンピックが行われた国を知っていますか。
知っている  49%     知らない   51%

○ 2020年に行われるオリンピック・パラリンピックの国を知っていますか。
知っている  61%     知らない   39%

【アンケート結果から】
○オリンピック・パラリンピックに関する児童の関心を高める必要がある。
○特に,パラリンピックについては,競技等を紹介するなど具体的な教育活動を展開する必要がある。

3 オリンピック・パラリンピック教育の全体計画の立案
(1) 立案のポイント
○ オリンピック・パラリンピック教育と関連する教育活動は,何か。
→どの教育活動でできるか
→どのような活動ができるか

(2) オリンピック・パラリンピック教育の全体計画
① オリンピック・パラリンピックギャラリーの設置
② 道徳の時間における教育
③ 外国語活動における教育
④ 人権教育の実施
⑤ パラリンピアンとのふれあい集会の実施
⑥ 障害者スポーツ「ボッチャ」の体験
⑦ おもてなしの心やマナーの教育

4 具体的な取り組み
(1) 環境づくり『オリンピック・パラリンピックギャラリー』の設置
オリンピック・パラリンピックへの児童の関心を高める手立てとして,職員室廊下にオリンピック・パラリンピックギャラリーを設置し,オリンピック・パラリンピックの歴史や精神,関連する新聞記事や児童の感想等を掲示した。

(2) 道徳の時間における教育
道徳主任・道徳部員を中心に,オリンピック・パラリンピック教育に関連する内容項目の検討をした。

内容項目を「思いやり」「親切」「郷土愛」「愛国心」「国際理解」に絞り,各学年で道徳の授業を実施した。
<5年 国際理解「世界の人々とつながって」>

(3) 外国語活動における教育
ア 毎時間,ウォーミングアップの時間に,AETとともに外国の人とのあいさつの仕方の練習をした。
イ 6年生では,2つの単元「Turn right !」「Let go to Itary」において,オリンピック・パラリンピックに向け,児童にとって必要であろう会話について,AETとともに繰り返し練習をした。

< 6年生 Turn right ! >
外国の人に道を尋ねられた時の答え方や案内の仕方の練習

< 6年生 Let go to Itary  >
さまざまな国の名前の言い方にの練習

ウ 2つの単元の後,6年生全員で各国の国旗を作り,その国旗を「パラリンピアンとのふれあい集会」や「おもてなし講座」の会場に掲げた。

(4) 人権教育の実施
オリンピック・パラリンピックの教育の根底にあるのは,「人権教育だ」と考えた。そこで,法務省から出ている資料「いっしょに学ぼう!障害のある人に人権」が,各学校に配付されていることを知り,法務省と水戸の法務局に問い合わせ,450冊の資料をいただいた。この資料は,オリンピック・パラリンピックについて絵と分かりやすい文章で説明されており,大変効果的な資料であった。本校では,この資料を活用し,全学年で人権について学習をした。

(5) パラリンピアンを招いた交流会「パラリンピアンとのふれあい集会」の実施
日本ウィルチェアラグビー協会のご協力をいただき,北京・ロンドンパラリンピックの2大会に出場し,リオパラリンピックでは,アシスタントコーチを務めた「三阪 洋行氏」とリオパラリンピック銅メダリストの「羽賀 理之選手」を招き,交流会を実施した。交流会は,集会委員会の児童が計画を立て,児童主体の交流会となった。この集会の様子は,NHKでも放映され,児童はもちろん,オリンピック・パラリンピックに対する保護者の関心を高めるイベントとなった。

この集会を通して,わたしたち教員が何時間もかけて授業を行うより,「本物に触れる」ということが,一番子どもたちの心に響くということを実感した。また,お二人からは,「できない」じゃなく,どうすればできるか工夫すること」「たくさんの違うに出会うこと」「続けることで夢はかなう」というお言葉をいただき,まさしく,児童一人一人が,『感動』『笑顔』いっぱいの時間を過ごすことができた集会となった。
<児童の感想・・集会を終えて>

今まで,自分はやりたい事や本当の夢を誰にも伝えないで黙っていました。今回の「パラリンピアンとのふれあい集会」を通して,三阪コーチと羽賀選手の言葉を聞いて,自分も心の中にある思いを伝えなきゃ,行動にうつさなきゃいけないと思いました。そして,三阪コーチと羽賀選手のように自分もいつか夢を実現したいと強く感じ,教えて下さった「続けていれば夢は叶う」と言うことを心に刻み,お二人のかっこいい姿を忘れずにがんばります。     6年 R,S

(6) 障害者スポーツ「ボッチャ」の体験
体育部が中心となり,障害者スポーツの一つである「ボッチャ」を授業の中で扱うことにした。授業で使用するボッチャ用品は,大阪にある日本ボッチャ協会に問い合わせ,3セットお借りした。協会の方によると,現在,各地から貸出の依頼が殺到しているそうだ。なお,授業を行うにあたり,事前に体育主任が講師となり,職員研修を行った。このスポーツの良さは,いつでも,どこでも,そして,だれにでもできるスポーツだということである。また,ボッチャについては,ネットでも競技に関する情報が多々あり,4年生は,インターネットからボッチャのルールや競技に関する動画をアップし,児童に見せ,教室でボッチャを楽しんだ。

<職員研修の様子>

<授業の様子>

(7) 「おもてなし講座」(保護者:自由参観)の体験
日本航空客室乗務員で筑波大学客員教授の江上いずみ先生を講師に招き,オリンピック・パラリンピックで海外の人を温かく迎えるためのあいさつ仕方やおもてなしの心,マナーについて学習した。あいさつには,「同時礼」と「分離礼」があり,本当のおもてなしのあいさつは,相手の目を見てあいさつをし,それからおじぎをすることや「アイコンタクト」「笑顔は,1円もかからないおしゃれ」だということなどたくさんのことを学ぶことができた。

<おもてなし講座の様子>

<朝のあいさつの様子>

<児童の感想>

5 成果
(1) オリンピック・パラリンピック教育を進める上で,本校の教育活動に関連することをポイントに教育課程の中でのオリンピック・パラリンピック教育の位置づけを考え,オリンピック・パラリンピック教育の全体計画を立てた。そのことにより,さまざまな教育活動においてオリンピック・パラリンピック教育を推進することができた。その結果,教育課程において,オリンピック・パラリンピック教育と関連する活動が多々あるということを再認識した。また,全学年で取り組める内容であったことも大きな成果だったと言える。

(2) 児童は,これらの教育活動を通して,オリンピック・パラリンピックに関する知識を身に付け,スポーツの価値を再認識するとともに,障害のある人の生き方や考え方について学び,夢に向かって努力することができる児童の育成を図ることができた。

<児童のアンケート結果>(全児童対象:2月20日実施)
○ 2020年に行われるオリンピック・パラリンピックに関心がありますか。
ある 100%     ない 0%

【オリンピック・パラリンピック教育の実施に伴う問題点】

○学校予算だけでは,備品や教材の確保や人材等の交渉に限界がある。
○保護者や地域への啓発や連携が必要である。